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前回、ファミコンのビデオ出力ピンのノイズは電源からの混入と、近くのピンから空間を経由する混入が考えられました。
今回は空間を経由するノイズの対策をしてみます。

 シールド線で配線
ビデオ出力のピンからビデオアンプまでの配線を、シールド線に交換してノイズが軽減できるか試してみます。ファミコンの狭い筐体の中を配線するので、細いシールド線を探しました。買ったのはこちら。

KPPV-SW13/0.08X1Cという太さが1.4mmの柔らかいシールド線です。

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ビデオアンプへの配線をこのシールド線に交換してみました。

 ビデオ出力のピンを浮かす
ビデオ出力ピン付近を通る信号線の影響を低下させたいので、ビデオ出力ピンを他の配線から遠のけます。
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PPUの21ピンのビデオ出力ピンを、基板に近い所でニッパで切断し、ピンを基板から切り離し、このピンにシールド線を直付します。

 効果は?
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  1. 普通のワイヤでPPUのビデオ出力ピンとビデオアンプ間を配線
  2. 配線をシールド線に交換
  3. ビデオ出力ピンを基板から切り離して、ピンに直接シールド線を接続
この明るさだと違いがわからないので、エッジ強調と明るさを調整してノイズを強調してみます。
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あれ、違いがないですね。最初からそんなにノイズがなかったのかな。

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実は不要な回路を省くため、ビデオ出力のピンからトランジスタにつながっているパタンをカットして、もともとあったアンプ回路を切り離していました。これのおかげで、当初からノイズ混入を軽減できていたのかもしれません。もしかしたら、足を浮かさなくても、ここをカットするだけで十分なのかもしれませんね。
今回は違いがわかりませんでしたが、ピンを切り離してピンにシールド線を直付するのが、原理的には効果は確実でしょう。

 これ以上の対策は?
ここまでやっても残っているノイズは、PPUのICの中で別のピンとの容量結合で混入してしまっているのでしょうね。パッケージの内部はいじれないので、ICの中は対策できません。
周辺のピンの信号を反転し、わざとビデオの配線と近接させて、反転したノイズを混ぜることで、もしかしたら打ち消すことができるかもしれません。難しいかなぁ。

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