kazzo clone
ファミコンカセットの吸い出しや、オリジナルのプログラムをフラッシュROMに書き込みができるkazzoという装置のクローンを以前作りました。
少しずつ改良を重ねてきたkazzo cloneも在庫が無くなってしまったので、ちょっとだけ作ることにしました。
kazzo cloneの組み立て
はんだペーストの印刷
まずは、基板に飯田ペーストを印刷します。
はんだペーストには「TS391AX50」という常温保存可能なはんだペーストを使っています。常温で保存できるので、冷蔵庫に入れたり常温に戻したりする必要がなく、とても便利です。ステンシルからの抜けもよく、中華はんだペーストを使っていた頃に比べ、失敗が激減しました。
会員証やクレジットカードなどをスキージ代わりにして、はんだペーストを印刷します。
はんだペーストがきれいに印刷できました。
表面実装部品の実装
表面実装部品は、ピンセットではなく吸着ピンセット 電動バキュームピック HAKKO 394で行います。
部品を空気の力で吸いつけて運び、目的の場所でスイッチを離すと部品が離れます。1005みたいな小さい部品からQPFパッケージのICなど、ほぼなんでも吸着できます。ピンセットに比べ何百倍も便利なので、一度使ったらピンセットには絶対に戻れません。
電動バキュームピックのおかげで、スムーズに実装完了。
リフロー
私は熱風でリフローできるコンベクションオーブンを使っています。
熱電対温度計で温度を確認し、温度調節しながらリフローしていきます。
きれいにリフローできました。
DIP部品の実装と動作確認
DIP部品のコネクタと電源スイッチをはんだ付けすれば、部品の実装が完了。カセットから正常に吸い出せるか、チェックします。
上の写真のカセットに、ラベルが貼っていないのは「ハードオフでラベルの無いジャンクファミコンカセットガチャ大会」ときのカセットだからです。
これは、当たりでした。
ゴム足を付ける
机に置いたときにショートが起きにくいように、ゴム足をつけています。
kazzo clone完成
こうして、kazzo cloneが完成しました。
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