LEDは普通は足が2本しかなくて、決まった色しか光りませんが、フルカラーLEDは足が4本もあって、いろんな色を自在に光らせることができます。上の写真がフルカラーLEDです。
なぜ、4本も足があるかというと、中に3つのLEDの光るチップが入っていて、LEDのプラス側かLEDのマイナス側がひとまとめになっているからです。
LEDのプラス側がひとまとめになっていることをアノードコモン、マイナス側がひとまとめになっていることをカソードコモンと呼びます。共通(コモン)となっているピンは、たいてい一番長いです。
今回使うフルカラーLEDはカソードコモンで、マイナス側が1つのピンにまとめてつながっています。他のピンは赤、緑、青のプラスになっています。
赤(RED)、緑(GREEN)、青(BLUE)の三色が入っているLEDなのでRGB LEDとも言います。
これらのピンに、ジャンパーワイヤーのジャックの方を挿していきます。
光る色がわかりやすいように、赤はオレンジ、マイナスは黄色、緑は緑、青は青の線にしてみました。
それではどんな色か見てみましょう。直接電源につないでしまうと、電流が多く流れて壊れてしまうので、電流を流れにくくするための抵抗を、電源とLEDの間に入れます。
まずは抵抗の足を曲げーます。これを3本作ります。
曲げた抵抗の片足を赤い電源ラインに挿して、もう一方を空いているところ20h,21h,22hに挿します。
ねこちゃんとパソコンをUSBでつないで、電源ラインに電源を供給しましょう。
そして、20fにLEDの赤のピンにつながったジャンパーワイヤーを挿し、マイナスのピンを青いGND電源ラインに挿します。
赤く光りましたか?光らなかったり、色が違うなどあれば、LEDとジャンパーワイヤの接続が間違っているかもしれないので、一度抜いて正しいか確かめてみてください。
それでは次、赤い線を抜いて、21fに緑のジャンパーワイヤーを挿してみましょう。
今度は緑に光ります。
同様に次は、緑を抜いて、22fに青のジャンパーワイヤーを挿してみましょう。
青く光ります。このように、赤、緑、青の色が光ります。
次は光を混ぜてみましょう。青はそのままに、赤を追加してみてください。赤のピンを20fに挿します。
ピンク色になりました。赤と青で、ピンク色が作れます。他の組み合わせも試してみてください。
赤と緑で黄色に、全部挿すと白になります。このように、赤、緑、青のONとOFFで、いくつかの色を光らせることができるんです。
今度は、ONとOFFだけではなくて、互いを微妙に混ぜて光らせる実験をしてみましょう。
ここでマイコンの登場です。
mbedマイコンにはPWMという、電気の量を調整する機能が入っています。それを使って赤と緑と青のバランスを変えてみましょう。
PWMの機能は限られたピンしか使えないので、下の写真の位置に抵抗3本とジャンパーワイヤー3本を挿してください。下の右のような感じです。
そしてフルカラーLEDをつなぎます。右のような感じになっていればOK.
最後にプログラムできるように、ねこちゃんとマイコンをつなぎ、マイコンと電源ラインをつないで配線は完了。
詳しいつなぎ方はここを見てください。
あ、あとUSBでパソコンにつないでくださいね。
プログラムはこちらからダウンロードできます。
右の import this program をクリックして自分の環境にプログラムをダウンロードしてください。
「Compile」をクリックするとコンパイルしたファイルがダウンロードされます。
ねこちゃんをパソコンにつないだ時にできたフォルダに、ダウンロードしたファイル入れてマイコンの書き込み完了。ねこちゃんのリセットボタンを押すとLEDが光りだします。
光らない場合には、プログラムの配線と電源の配線が正しいか確認してください。
赤 -> 緑 -> 青 -> 赤 -> 赤+
緑-> 緑 -> 緑+青 -> 青 -> 青+
赤-> 赤+緑+青
の順にふわぁ ふわぁと変わっていきます。
さて、どんな色になるでしょうか?
今回のプログラムは「マイコンで発明しよう実験セット」で実験することができます。
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コメント
抵抗は何Ωがいいのですか
220Ωがおススメです