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電子ペーパーの波形解析を始めました

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こんにちはコハペペです。先日電子ブックリーダーに細い線を配線しました。今回はその線をピンヘッダに配線して波形を見てみます。ピンヘッダとは並列に電子ペーパーのコネクタを付けておいて、電子ペーパーの表示も確認しながら、波形も見れるようにしました。
ただ、配線が長いためか、となりのピンとショートしているのか、ハンダ不良なのかわかりませんが、きれいに表示できない時が良くあります。うーむむむ。
まあいいとして波形を見てみましょう。
気になるのはデータシートでNCのピンです。画面が書き換わるときにどんな挙動をするかオシロスコープで見てみました。

データシートでNCのピン
9ピン:3Vでプルアップされている状態
10ピン:3Vでプルアップされていて頻繁にLになる
20ピン:ハイインピーダンスっぽいのでNCみたい
21ピン:ハイインピーダンスっぽいのでNCみたい
25ピン:-20.6Vになる
26ピン:-16V-17V(2015.12.21修正)になる
39ピン:ハイインピーダンスっぽいのでNCみたい

9,10ピンは書き換え中に何かしらの制御用の信号になっているみたいです。
25,26ピンはマイナスの電源用のピンかもしれません。

他の電源ピンの電圧を確認しました。
1(VNEG):-14.6V
2(VPOS):15.2V
4(VDD):2.5V
22(VCOM):-2.0V
23(GVDD):21.8V
24(GVEE):-20.6V
25(NC):-20.6V
26(NC):-16.0V
VDDとVCOMは常に印加されていて、他のピンは書き換えの時だけ印加されるみたいです。

波形を見てみましょう
IMAGE002

黄色:23(GVDD) 21.8V
水色:24(GVEE) -20.6V
紫色:25(NC) -20.6V
緑色:26(NC) -16V -17V(2015.12.21修正)
24(GVEE)と25(NC)が同じ波形をしています。24と25はつないでいいんでしょうね。

別のピンではどうでしょうか。
IMAGE003

黄色:23(GVDD) 21.8V
水色:1(VNEG):-14.6V
紫色:2(VPOS) 15.2V
緑色:26(NC) -16V -17V(2015.12.21修正)
VNEG(-14.6V)と26番ピンNC(-16V)が同じかと思ったら波形が違うので、違う電源系から来ているようです。
まあ、でも1Vくらいしか差がないのでVNEGと26番ピンのNCはつないでしまってもいいのかもしれません。

まとめると、データシートのNCのピンのうち
9,10ピンは制御用、25,26ピンは負電源用でした。
次は制御信号の解析をしたいと思います。

つづく

2016.4.13
基板化して簡単に作れるようになりました

2016.4.22追加

約半年費やしてやっと電子ペーパーの実験セットができました!こちらよりご購入いただけます。作り方はこちら。簡単に作れますよ。

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