こんにちはコハペペです。譲渡会で、娘たちがお人形をもらってきました。この譲渡会は子供たちの成長とともに不要になった服やおもちゃを交換し合おうという会で、毎回古着を持って行っては、リカちゃんをもらって来ています。今回はりかちゃんじゃなくて、日本のアニメのような表情のお人形をもらってきました。
このお人形、関節がすべて動かすことができます。すごいです。でも外れやすく、もらってきた人形の片腕がありませんでした。修理用の部品が売っているといいのですが、お人形の名前もわからず、どこで売っているのかもわかりません。
それならば、はやりの3Dプリンターで、作れないかなぁと思って調べていると、FabCafeで3Dプリンターの体験教室をやっているのを見つけました。
3Dプリンター使ったことないのですが、早速参加してみました。
東京渋谷駅から西へ5分くらい歩いたところにあるFabCafeTokyoです。普通のカフェに見えますが、レーザーカッターや、ラベルプロッター、CAM、UVプリンタがカウンターの横に普通に置いてあります。2Fには本格的な作業場があって、そこで講習会がありました。
参加者は6名。みんな3Dプリンターのモデリングは初めて。講師は大学生のお兄さんが務めて、お姉さんがサポートをしてくれました。3Dプリンタの種類や作れる物の紹介をしてくれたあと、データの作成が始まりました。
3Dプリンターで物を作るには3つのステップが必要でした。
- CADソフトで3Dデータを作って STL というファイル形式で保存する
- スライサーというソフトで STL のデータを Gコードのファイルに変換する
- 3Dプリンターに読み込ませて、出力する
1は無料で使えるモデリングソフトがあって、web上で使えるTinkercadで、データを作りました。四角形や三角形、円柱などの形状を組み合わせて足し算したり引き算したりして、形を作っていきます。
今回作りたかったのが、腕なので、組み合わせで作るのは難しそうでした。すばらしいことにネットにはThingiverseというみんなが作ったデータを公開するサイトがあります。そこで「arm」と検索したら、それっぽいのがありました。
おぉ なんか ちょっとあれですが、これを元に、ジョイントの部分を適当にモデリングしてみました。
モデリングでは3次元に動くので、座標がどうなっているのかよくわからなくなってしまいましたが、それっぽい形状になりました。これをSTL形式のファイルとしてダウンロードします。
2も無料のソフトを使って変換します。参加者6名分のデータをスライサーのソフトに読み込んで、講師のお兄さんが位置やサイズを調整してくれました。みんなの形状すべてを5cmx5cmx1cmくらいのサイズに押し込めても、印刷に50分くらいかかるようでした。結構印刷には時間がかかるようです。
3 USBメモリーにGコードの入ったファイルを入れて、3Dプリンタに刺したら印刷開始です
完成まで50分ほどかかるので、2Fの作業場とか1階の案内をしてくれました。2Fの作業場は1日2000円で貸してくれるそそうです。工具やねじは自由に使えるということです。3Dプリンターは時間貸しだそうです。結構高いので、講師のお兄さんは買ったほうがいいですよと言っていました。実際ほしいなぁ。
あれこれ話を聞いているうちに、ある程度時間が経ったので、作品を見てみると
おおおお Oh No!!! ぐちゃぐちゃです。失敗しているにもかかわらず、3Dプリンターは黙々と蜘蛛の巣のような形状を印刷し続けています。
取り出してみると、腕と、他の方が作ったコップと丸い球は生きていました。今回は時間がないので、形状を小さくしすぎて、接地面が少なかったために、はがれやすかったのが原因かもということです。3Dプリンターはきれいに出力するにはいろいろと修業が必要そうです。
ここまで2時間あっという間の楽しい時間でした。講師のお兄さんもサポートのお姉さんも楽しい方でした。おすすめのプリンターとか、フィラメントのこととか、いろいろお話が聞けました。もっともっといろいろ聞きたかったです。
さて、完成した腕を取り付けてみましょう。
…。
娘たちは固まっていました。
コメント
@塩おむすびさん
読んで頂いてありがとうございました。ちゃんと腕が元通りになれば、娘達は喜んでくれたのでしょうが、残念ながらそうにはなりませんでした。
FabCafe体験会での自己紹介タイムで、あの人形を登場させた時に、ちょっと引かれてしまったのは、今となってはいい思い出です。これが娘ではないんです。娘の人形なんです。
3Dプリンターの有用性を求めてネットサーフィンし来ました。
最後のオチに危うく飲み物吹き出すとこでした(笑)