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ESP-WROOM-02(esp8266) Arduino開発環境のセットアップ方法

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WiFiマイコンとして有名なESP-WROOM-02(esp8266)を、Arduinoでプログラムできるように開発環境を準備する手順を紹介します。

  1. Arduino IDEのダウンロードとインストール
  2. Arduino IDEにesp8266(ESP-WROOM-02)を追加する
  3. ESP-WROOM-02をプログラムできるように設定する
  4. comポートの設定
  5. サンプルプログラムで動作チェック

Macをお使いの方はこちらです↓

 

1.Arduino IDEのダウンロード

既にArduinoがインストール済みであればこの項目は不要です。2へ進んでください。

Arduino.ccのサイトの上のメニューバーにある[SOFTWARE]をクリックします。

espsetup01
お使いのパソコンのOSのところをクリックします。以降はWindows installerを選択した場合の例をご紹介します。

 

espsetup02
ダウンロードするだけ(Just Download)か、寄付をしてダウンロード(Contribute & Download)するか選べます。どちらを選択するかはお任せします。単にダウンロードする場合には左側の[Just Download]をクリックします。

arduino-1.8.5-windows.exe がダウンロードされます(1.8.5のところはバージョンによって変わります)。このファイルを実行してインストールを開始します。

espsetup03
[I Agree]をクリックします。

 

espsetup04
[Next]をクリックします。

 

espsetup05
[Install]をクリックします。

 

しばらくすると、USBのデバイスをインストールするか聞かれます。espsetup06

Arduinoにプログラムを書き込むために必要です。[インストール]を選んでください。

 

espsetup07
Completedとなればインストールの完了です。[Close]をクリックしてください。

 

2.Arduino IDEにesp8266を追加する

このままではESP-WROOM-02をコンパイルすることができないので、Arduinoの開発環境のボードマネージャでesp8266(ESP-WROOM-02)を追加します。

espsetup08
デスクトップのArduinoをクリックして起動します。

 

espsetup09
[ファイル]の[環境設定]をクリックします。

 

追加のボードマネージャのURLに、以下のリンクを追加します。

http://arduino.esp8266.com/stable/package_esp8266com_index.json

espsetup10

[OK]をクリックします。

このリンクは、公式のESP8266のArduino coreのGitHubで確認できます。

espsetup11
赤枠の中のリンクと同じものを入力します。

 

以上はesp8266の情報があるリンク先を追加しただけなので、続いてesp8266用のコンパイルやプログラムの書き込みができるように、ボードを追加します。

espsetup12
[ツール]→[ボード:”..."]→[ボードマネージャ]をクリックします。

 

espsetup13
上側の空欄に[esp8266]と入力すると、esp8266のボードが出てくるので[インストール]をクリックします。

しばらくするとダウンロードとインストールが完了します。

espsetup14
赤枠のところにINSTALLEDとなればOKです。

 

3.ESP-WROOM-02をプログラムできるように設定する

このままでは、普通のArduinoのボードをプログラムする設定になっているので、ESP-WROOM-02をプログラムするように設定を変更します。

メニューバーの[ツール]をクリックし[ボード:”..."]をクリックすると、ボードの一覧が表示します。この一覧の下の▽を押してずーっと下へ下へ行くと最後の方に、[Generic ESP8266 Module]があります。これをクリックしてください。

espsetup15

続いて、プログラムをESP-WROOM-02に書き込む時の設定をします。もう一度メニューバーの[ツール]をクリックします。

espsetup16
[ボード:”..."]の下の各設定を変えていきます。赤字のところだけ変更すればOKです。

  • Flash Mode : QIO
  • Flash Frequency: 80MHz
  • CPU Frequency : 160MHz
  • Flash Size: 4M (1M SPIFFS)
  • Debug port : “Disabled”
  • Debug Level: “なし”
  • Reset Method: nodemcu
  • Upload Speed: 921600

4.comポートの設定

プログラムの書き込みにはUSBシリアルポートを使います。その設定をします。

ESP-WROOM-02のマイコンボードのUSBとパソコンのUSBを接続します。

image
最初はドライバーのインストールが自動で行われ、USBシリアルポートが追加されます。

USBシリアルポートが認識したら、再びメニューバーの[ツール]→[シリアルポート:]をマイコンが接続されたポートに設定します。

espsetup17
以上で、Arduino開発環境の設定はすべて完了です。おつかれさまでした。

 

5.サンプルプログラムで動作チェック

以降は、電子ペーパー天気予報実験セットをお持ちの方、向けの内容となっています。サンプルプログラムを使って動作の確認をしていただけます。サンプルプログラムは、SDカードのBMPファイルを順番に電子ペーパーに表示するというものです。

 

・画像ファイルの用意

こちらのBMPファイルをダウンロードしてください。zipで圧縮してあるので展開して、bmpファイルを実験セット付属のSDカードにコピーしてください。フォルダごとではなくファイル単体をコピーしてください。コピーができたらSDカードは実験セットのカードスロットにセットしてください。bmpファイルは以下の形式ならば、ご自分でご用意したものでも構いません。

  • ファイル名:hello1.bmp hello2.bmp hello3.bmp hello4.bmp
  • 画像サイズ:横800ドット 縦600ドット
  • 色数:1bit モノクロ

 

・サンプルプログラムの用意

続いてプログラムです。こちらのプログラムをダウンロードしてください。このプログラムはzipで圧縮してあるので、展開して[epdhello]のフォルダごと、Aruduinoフォルダに入れます。Aruduinoフォルダの場所はwindowsの方は[ライブラリ]→[ドキュメント]→[Arduino]です。

 

・サンプルプログラムのコンパイルと書き込み

espsetup08

サンプルプログラムのスケッチを開きます。Arduinoを起動して、メニューバーの[ファイル]→[開く]→[epdhello]のフォルダを開いて[epdhello.ino]をクリックします。

espsetup18

 

[→]ボタンをクリックするとコンパイルとマイコンへの書き込みが行われます。

espsetup19

 

.........が伸びて100%になったら書き込み完了です。

espsetup20

書き込み完了後、マイコンは自動でリセットしてプログラムが実行されます。mbed猫ちゃんの場合は書き込んだ後にリセットボタンを押す必要がありましたが、Arduinoの場合は自動でリセットされます。便利ですね。

サンプルプログラムを書き込んで動作した場合はこんな感じになります。

 

たまに、マイコンへのプログラムの転送に失敗し、下のようなエラーになるときもあります。

espsetup21
この場合は、もう一度[→]ボタンを押してみるか、USBを刺し直してから[→]ボタンを押してみてください。

error:の最初に、Failed to open COM** となっていたら、USBシリアルポートが開けないということなので、USBを刺し直して正しく認識されてからコンパイルしてください。

 

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