ANYCUBIC i3 Mega 3Dプリンターです。仕上がり具合がとてもきれいそうだったのが決め手で購入しました。
これまで秋葉原でいろいろな安い3Dプリンターを見てきましたが、きれいに積層されずに表面が凸凹していました。表面を削ったりパテ埋めしたりなど、必ず再加工が必要そうで、いまいちな仕上がりに買うまでには至りませんでした。ネットでいろいろなレビューを見ていたら、このプリンターは結構きれいに印刷できていました。4万円くらいだったので、それならと買ってみました。
これが、このプリンターに付属しているサンプルデータを出力した(初めての)物です。5cmくらいのサイズのフクロウです。
かなりきれいに積層されています。積層痕はありますが、正確に積層されていて、フクロウの背中もとてもなめらかです。何も設定を変更せずに、いきなりこんなにきれいに印刷できるなんて、とてもうれしいです。
2018.4.22追加
簡単な部品でもっと印刷が綺麗になりました。絶対おすすめです
Blenderが使える子供に何か作ってもらい、試しに印刷してみました。
薄い壁もきれいに積みあがっています。パラメータはデフォルトのままです。これは楽しい。
このプリンターは半完成品で、ちょっとした組立てが必要です。組立もネジをしめてコネクターをつなぎ、電圧の設定をするだけでした。ANYCUBICオフィシャルの組み立て方の動画の通りです。
組み立て終わったら台の高さを調節します。マニュアルは英語ですが写真を見ながら簡単にできました。
セットアップが終わったら、マニュアルではサンプルデータのフクロウを印刷するように書いてあります。でも、マニュアル通りではうまくいきませんでした。マニュアルではいきなり印刷ボタンを押していましたが、その前にフィラメントをノズルの先まで通さないといけません。そのため
- プリヒートする
- フィラメントを刺し込む
- プリントする
という手順が必要でした。
1.プリヒートする
ノズルと台(ベッド)を温めます。ノズルを温めないとフィラメントがノズルの先まで通りません。プリヒートは[Tools]の中の
[Preheat]をタップします。
左の[Preheat PLA]をタップするとPLAの目標温度が設定されます。E0 Tempがノズルの温度、Bed Tempが台の温度で、数字は 現在温度/目標温度 を表しています。[Preheat PLA]をタップするとノズル温度の目標温度が190℃、台の温度が50℃に設定され、加熱が始まります。もう一度[Preheat PLA]をタップすると0℃になってしまい加熱されないので、190℃になっていることを確認してください。
左の現在温度がどんどん上がっていきます。
2.フィラメントを刺し込む
現在温度が190℃まで上がったら、ノズルの先から溶けたフィラメントが出てくるまで、フィラメントを刺しこみます。
ノズルの先端から飛び出した分は、ピンセットでつまんで取り除いておきます。これで準備は完了です。
3.プリントする
[Print]をタップして
「Owl_pair.gcode」をタップして赤にしてから[PRINT]をタップします。これでしばらくすると印刷が開始されます。
1時間半後フクロウさんが完成します。
次回からはフィラメントがノズルの先まで来ているので、いきなりプリントを押しても大丈夫です。
3Dプリンター結構楽しいです。何をつくろうかなぁ。あ、腕作ろうかな(過去記事:お人形の腕は3Dプリンターで復元するのか?!)。
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