中華 USB Blaster のドライバをwindows10にインストールする方法

 USB Blaster

Intel CPLD MAV V 5M160Zの自作評価ボードを作っています。

Intel CPLD MAV V 5M160ZE64 の評価ボードを作っています
 

まだJTAGコネクタがないので完成まではしていませんが、先日リフローして部品の実装まで終わりました。

Intel CPLD MAV V 5M160Z自作評価ボードのリフロー
 

Intel(Atmel)のCPLDやFPGAプログラムの作成は、Intel Quartus Primeというソフトで行います。できたプログラムはダウンロードケーブルを使ってJTAG経由で書き込み(コンフィグレーション)します。このダウンロードケーブルは、USB Blasterという名称で販売されています。USB Blasterには、純正から互換品までいろんな種類があります。

Intel 純正品は高い

http://media.digikey.com/Photos/Altera%20Photos/PL-USB-BLASTER-RCN.jpg

Intel純正のUSB Blasterですが、とても高価で手軽に買える価格ではありません。

Terasic製 USB Blaster

IntelやXilinxのFPGA評価ボードを販売している世界的なメーカー、Terasicが作っている、USB Blaster互換のダウンロードケーブルです。機能は同じですが純正よりもかなり安いです。

中華 USB Blaster クローン

なんということでしょう。今まで見てきたUSB Blasterと比べて劇的に安いです。Amazonで2000円弱で売っています。

純正品の価格を知ってしまうと、これでも安いのですが、私はもっと安くAliexpressで買いました。

AliExpress.com Product – USB Blaster (ALTERA CPLD/FPGA Programmer) for arduino

送料も無料でこの価格。安いですが、届くまでに3週間くらいかかります。お急ぎの方はAmazonで購入をおすすめします。

気になる中身は

STM32のマイコンと、レベル変換用か74HC244のロジックICでできています。安いはずですよね。果たしてこれが使い物になるのでしょうか?

Windows10にインストール

windows10にセットアップしてみます。

刺しただけでは認識しない

パソコンには開発環境のQuartus Primeをすでにインストールしているのですが、USBをパソコンに刺しただけでは、認識せずにビックリマークが付いています。

Quartus Primeをインストールすると、USB-Blasterのドライバもセットアップしたフォルダにコピーされています。それを使ってインストールを試みます。

デバイスマネージャのUSB-Blasterを右クリックして「ドライバーの更新」をクリック

下の段の「コンピュータを参照してドライバーソフトウェアを検索」をクリック

Quartus Primeをインストールしたフォルダ「C:¥IntelFPGA_lite」を選択し、「サブフォルダも検索する」にチェックを入れて「次へ」をクリック。

「正常に更新されました」の直後!!

ブルースクリーンになります。まったく「正常」ではありません。

windows7用のドライバをインストールする

どうやらwindows10用のドライバでは、この中華 USB Blasterは正しく認識させることはできないようです。色々調べてみたところ、IntelのFPGAのフォーラムに、windows7のドライバを使うことでインストールできるよって書いてありました。

Forums

上記のフォーラムにある「USB Blaster WIN7 x64.zip」がwindows7用のドライバです。これをダウンロードして使います。ダウンロードできない方はコピーをこちらに置いておきますのでこちらよりダウンロードしてください。

改めてwindows10にインストール

署名が無くてインストールできない

先ほどのzipファイルを展開すると、「CDM 2.04.16 WHQL Certified 」というフォルダができます。ドライバの更新でこのフォルダを指定して更新すると…

windows7用のドライバなため、署名されておらず、windows10ではセットアップすることができません。

署名がないドライバもインストールできるモードでwindows10を起動

windows10を「shift」キーを押しながら、「再起動」をクリックします。すると、特殊なモードでwindowsを起動させることができます。

「トラブルシューティング」をクリックします。

「詳細オプション」をクリックします。

「スタートアップ設定」をクリックします。

「再起動」をクリックします。

「7」キーを押します。すると署名なしでインストールできる特殊なモードで、windows10が起動します。

windows7のドライバでインストール

再びデバイスマネージャーを起動して、「USB-Blaster」の上で右クリックします。

「コンピュータを参照してドライバーソフトを検索」をクリック。

ダウンロードして展開したwindows7のドライバの「CDM 2.04.16 WHQL Certified」フォルダを指定します。「サブフォルダーも検索する」にチェックします。そして「次へ」をクリック。

警告が出ますが、下の段の「このドライバーソフトウェアをインストールします」をクリックします。

ドライバがインストールされました。

デバイスマネージャで確認するとビックリマークは無くなっています。今は特殊なモードでwindowsが起動しているため、普通のモードに戻るために一旦windowsを再起動します。

本当に使えるのか

試しに、手元にあったCPLDが認識できるか試してみます。

MAX II CPLD のEPM240が載ったボードに、USB BlasterのJTAGを接続します。するとボードのLEDが点灯しました。この中華 USB BlasterはJTAGからボードへ電源を供給してしまうようです。それっていいのか?ボードの電源電圧とJTAGから供給されてしまう電圧が違かったらどうなってしまうのでしょう。

今は考えないとして。

さて、JTAGで接続されているCPLDが正しく認識できているかチェックしてみます。Quartus Primeを起動して、「Tools」->「Programmer」でProgrammerを起動します。「Hardware Setup」をクリック。

「USB-Blaster」を選択して「Close」をクリック。

「Auto Detect」をクリックすると、EPM240のCPLDがつながっていることがわかります。USB Blasterが、接続しているデバイスを正しく認識していることがわかります。

中華USB Blasterはwindows10でも使える

安価な中華 USB Blaster クローンがwindows10でも使えるようになりました。

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