撮影用の照明の第2弾です。前回は、撮影対象に向けて光を照射する、小さな面発光照明を作りました。
もっと広い面で光ってほしい
あれはあれでとてもいいのですが、もっと空間を包み込むような光が欲しいなと思っていました。
このような撮影用のソフトボックスみたいなのもいいのですが、
設置したり片付けたりが面倒かなぁって思って、購入に踏み切れません。
天井全体が光ればいいのになぁと、天井を見上げたときに思いつきました。「間接照明で天井を明るくすればいいのではないかな?」
ダイソーLED蛍光灯で実験
いてもたってもいられなくなって、早速実験です。壁にダイソーのLED蛍光灯を設置して、天井に向けて光を照射する実験をしてみます。
蛍光灯ソケットの用意
まずは蛍光灯のソケットを探します。なぜか蛍光灯のソケットは、日本ではあまり売っていないようで、Aliexpressのこれを購入しました。
AliExpress.com Product - LED tube T8 G13 Fluorescent Lamp Holder Fixed Base Support
買ってからわかったのですが、このソケットはネジでカバーを外すことができて、配線を端子に直接半田付けすることができます。(本当はVVFの単線を差し込む構造なのですが、ちょっと不安だったので配線を半田付けしてしまいました)。さらに、蛍光灯が回転できるようになっていて、照射する方向を変えることができます。LED蛍光灯は光る面と光らない面があるので、蛍光灯を回転させる機構があると、光の向きを変えられてとても便利です。いいソケットを買いました。
取り付け台座
先ほどのソケットを壁に取り付ける台座が必要です。L字の金具を買ってもいいのですが、90度よりも少し角度を付けたかったので、Blenderで設計して3Dプリンタで印刷しました。これを2つ印刷します。PLAのフィラメントが終わってしまったので、今回はPETGフィラメントを使ってみます。PETGフィラメントはこれを使っています。
丁寧に印刷したので、1つ印刷するのに50分かかりましたが綺麗に印刷できました。
組み立て
印刷した台座に、Aliexpressで購入した蛍光灯のソケットをねじ止めします。
こんな感じに設置します。わくわくしてきますね。
LED蛍光灯購入
近くのダイソーで、500円のLED蛍光灯を買ってきました。定格とか印刷されている側の端子に100Vを接続すると光らせることができます。
試しにソケットにつないで光らせてみます。いい感じです。テストOK。
壁に設置
ネジで壁に取り付けます。外が暗くなるのを待ちます。早く暗くならないかな。
スイッチオン!!
暗くなるのを待って、照射実験開始!
天井が明るく照らされます。1灯だけでも天井が結構明るい!!
この方法はなかなか良さそうです。
4灯に増強
1灯での実験がうまくいったので、4灯に増やします。LED蛍光灯の明るさは1灯あたり1000lmなので、4つで4000mlになります。以前購入した撮影専用のLED照明Sh50Proの明るさが3750lmなので、それと同等の明るさが期待できます。
3Dプリンタで台座を追加で6個印刷して、それを印刷している間に、ダイソーにLED蛍光灯を買いに行きました。
それらを組み立てて、壁に取り付け、配線すれば増設完了。
それではスイッチ オーーーーーン。
明るーーーい!!。とにかく天井が明るいです。Aliexpressの蛍光灯ソケットは、蛍光灯を回転させることができるので、真上よりやや部屋向きに光の向きを調整してあります。光が天井へ向かうので、壁の蛍光灯が明るいというより、天井が明るいという感じです。
明るいと気分がいい
これはいいです。天井を使った間接光なので、天井から光が柔らかく降り注ぎます。天井全体が明るいので、晴れた日の屋外にいるような感覚にもなります。
撮影の用の照明に考えていましたが、この間接照明のおかげで、明るい光に包まれて、とても気分が良く、デスクワークも捗りそうです。
LED蛍光灯4本とソケット配線などで、材料費は約4000円でした。くらいの費用で、とっても気分のいい、明るい部屋へと変身してしまいました。天井が明るいって、気分に良い影響があるんですね。
とてもいい気分にさせてくれるこの間接照明ですが、本来は撮影用に考えていたので、実際にこの間接照明で撮影をしてみたいと思います。
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