天気予報LED
これからの天気をLEDで教えてくれる「天気予報LED」を作っています。前回は基板の設計と、PCBWayへの発注を行いました。
今回は、PCBWayから基板とステンシルが届いたので、組み立てを行いたいと思います。
基板の確認
こちらが届いた基板とステンシルです。PCBWayは創立6年目になったのか、シールが付属していました。
ちょっと特殊な基板の外形ですが、綺麗に製造されています。
今回、初めてシルク文字にトゥルータイプフォントをベクター化したフォント文字を使ってみました。左上の説明文や、「天気予報LED」の文字が、そのベクター化したフォント文字です。これらもとてもきれいに印刷されています。
部品の実装
それでは組み立てていきたいと思います。
はんだペーストを印刷
ターゲットの基板の周辺に同じ厚みの不要な基板を配置して、基板を固定します。
ステンシルを載せて、画鋲を挿してステンシルの位置決めをします。
私ははんだペーストに「CHIPQUIK TS391LT50」という常温保存可能な低融点はんだペーストを使っています。常温保存できるので冷蔵庫に入れておいたり、常温に戻したりする必要がなく、使いたい時にすぐに使えるのでとても便利です。
はんだペーストをステンシルの端に盛り、期限の切れた不要なクレジットカードなどで印刷します。
とてもきれいにはんだペーストが印刷できました。
部品の実装
私はピンセットではなく、コードレス吸着ピンセット HAKKO 394を使っています。
吸い付けた部品を基板の上で離すだけなので、ピンセットよりもとても楽に部品の実装をすることができます。
今回は、部品点数がとても少ないのであっという間に実装完了。
リフロー
温風で均一な温度で加熱できるコンベクションオーブンでリフローします。
熱電対温度計で温度をモニターしながら、はんだペーストの温度プロファイルと同じ感じなるように、温度を調整していきます。
きれいにリフローできました。
DIP部品の実装
LEDと明るさセンサをはんだ付けすれば、部品の実装完了です。
組み立て
脚を取り付けると、写真たてのように自立します。
背面にはESP32-Devkit-Cを取り付けます。
天気アイコンを描く
ペンを使って天気のアイコンを描きます。
描いたアイコンを基板に貼り付ければ「天気予報LED」の完成です。
次回はプログラムを書いて動作させたいと思います。
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