以前、オペアンプを使ってPWM波形を作り、MOS FETでスピーカーを駆動するD級アンプを作りました。
D級アンプの回路図
当時の写真から回路図を起こしてみました。
オペアンプはLM358などの一般的な速度の物ですと、発振周波数が低く動作しません。NJM4580などの高速なオペアンプが必要です。電源は4.5Vから6V程度でしょうか。
回路が正しく動作せず、FETが常時ONになってしまった場合、スピーカーが焼けてしまいます。スピーカを保護するために、最初はスピーカーと直列に抵抗を入れて、D級アンプが正常に動作するか確認した方が良いでしょう。
おすすめの回路シミュレータ
今回は、実機ではなく、回路シミュレータで動作を確認しました。
回路シミュレータにはマイクロネットのサーキットビューアを利用しています。
回路シミュレーションではLTSpiceが有名ですが、パラメータを変更する度に、時間のかかるシミュレーションを実行しないと、波形を観ることができません。しかし、サーキットビューアの場合は、常時シミュレーション波形が更新されていて、パラメータの変更がシミュレーション波形にリアルタイムに反映されます。
サーキットビューアはパラメータを変更しながら、試行錯誤するのにとても向いています。
直感的で便利なので、かれこれ20年ほど使っています。おすすめの回路シミュレータです。
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