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PCBWayへ基板の発注方法をご紹介。MAX10 FPGAボードと電子ペーパー制御基板を発注してみた

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PCBWayバナーPCBWayは品質が良くて届くのも速いので、私はよく利用しています。今回は、FPGAのボードと、ちょっと複雑な電子ペーパーの制御基板を発注してみました。

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MAX10 FPGA ボード

概要

MAX10 FPGA 評価基板

MAX10 FPGAの10M02で実験がしたいので評価ボードを作りました。

MAX10 FPGAをフルに活用できるよう、MAX10 FPGAの全てのIOピンをピンヘッダに引き出してあります。一般的に評価ボードはセンサーとか色々部品が載っていますが、私の場合そういうのは不要で、なるべく素の状態で使いたいので、50MHzのクロックだけを接続してあります。

FPGA用のレギュレータICも載っており、USBか専用ピンから5Vを入力すれば、FPGAが動作します。電源には350mAのポリスイッチが入っているので、実験中何かトラブルがあってショートしても電源が切れるようになっています。

また、4つのIOにはLEDが接続してあるので、プログラムの動作チェックも可能です。LEDに接続した抵抗は10kΩもあるので、入出力への影響はほぼありません。

回路図

電源とFPGA以外には、パスコンとコネクタしかありません。

KiCadでアートワーク

配線とパスコンが多いので配置と配線に苦労しました。144ピンパッケージは結構大きいですね。45度回転させると、配線がしやすくなりました。

基板の四隅に1mmの穴が開いています。これはステンシルを使ってはんだを印刷する時に、基板とステンシルの位置合わせをするための穴になっています。画鋲を刺すことで位置合わせができます。とても簡単に精度良く位置合わせができるので、とても便利な方法です。

本体の基板と捨て基板とは、ミシン目でつながっています。最初はVカットだったのですが、PCBWayではVカットは別料金が加算されてしまうことがわかったので、ミシン目に変更しました。ミシン目はドリル径0.3mmでピッチを0.635mmにしてみました。

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電子ペーパー制御基板

ESP32とMAX V CPLDを搭載した電子ペーパーの制御基板です。

MAX V CPLDでプロトコル変換することで、ESP32からSPI通信で電子ペーパーを制御したり、描画データの送信ができます。20MHzのSPI通信で描画データを送信することができるため、電子ペーパーへの画面更新が高速にできるようになります。

アートワーク

KiCadで配線します。非常に細かい配線になっていますが、PCBWayではうまく製造できるでしょうか。

FPGAの時と同じで、ステンシルとの位置合わせのために、基板の四隅に1mmの穴が開いています。また、メインの基板と捨て基板とはミシン目で接続してあります。メイン基板と捨て基板の間に開いた空間には、基板製造時にそこが開口部であることがPCBWayのオペレータがわかりやすいように、「APERTURE」(開口)とシルクに書いておきました。

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PCBWayに発注

KiCadで作ったガーバーデータをまとめてzipに圧縮しておきます。

PCBWayのホームページにアクセスして、「今すぐお見積もり」をクリックします。

注文する基板の設定

基板のサイズと、枚数を設定して、後は基板の色やシルクの色をお好みに指定する程度で、基板の設定は完了です。

注文するステンシルの設定

私はステンシルプリンターを持っていなので、枠なしメタルマスクをいつも利用しています。

重要なのが、基板とステンシルの位置合わせのための穴を開けるため、「既存の基準点」を「レーザーが通る」に設定するところです。

また、そのままのステンシルのサイズは10cmx10cmの基板に対して、19cm x 29cmと大きすぎるので、「その他特殊加工」の欄に「15cm x 15cmにカットしてください」と記入しています。日本語でも大丈夫です。

以上が、いつもしているステンシルの設定です。「計算する」をクリックすると見積もりが表示されます。

データのアップロードと審査待ち

「カートに追加」すると、ガーバーデータをアップロードする画面になります。zipに圧縮したKiCadのガーバーデータをアプロードします。

データをアップロードし、「今すぐ注文」をクリックすると、PCBWayがデータが正しいかの審査が開始されます。私の場合は5分から15分くらいで審査に通過し、支払いできるようになりました。

あとは注文して完了です。

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なんと翌日に製造完了

今回注文した基板は、注文した翌日には製造が完了していました。あとは荷物が届くのを待つだけです。こういう機敏なところがいいんですよねぇ。

PCBWayへの基板の発注方法のご紹介でした。

2020.10.26 追加 つづきはこちら👇👇です

追加終わり

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