ボーズのNCヘッドフォンは片側のスピーカーが壊れやすい?
2台も壊れた
私はQC25を2つ持っているのですが、1つは1年くらいで、もう1つはほうは2年くらいで片方のスピーカーが鳴らなくなりました。
1つめは、保証期間だったので無償修理で修理してもらえたのですが、
もう片方は、有償だったので自分で中華品のスピーカーに交換していました。
ただ、私が購入した中華スピーカーは出力が少し弱いようで、音が少し小さく、モノラルの音声は若干左に向いてしまします。またノイズキャンセリングも修理した右だけ、ちょっと弱い感じがします。
本物のQC25のスピーカーを移植
本物のスピーカーは手に入らないので、本物のジャンク品を入手して、そのスピーカーを取り外して再利用することを考えました。
片側が鳴らないといったジャンク品は、ヤクオフやメルカリなどで安価に入手することができます。今回はヤフオクで3000円でジャンク品(写真右の白いタイプ)を入手しました。
ジャンクからスピーカーを取り外す
QC25の分解方法や、スピーカーの交換方法はこの動画を見ると詳しくわかります。
これと同様に、スピーカーを取り外していきます。
まずは、イヤーパッドとその中の青いシートをむしり取ります。ヘッドホン内部の左右の小さいネジを外します。
先ほどのネジを外すと、銀色のカバーが外せます。上部に爪があるので、下部を持ちげるようにして取り外します。
中に黒いカバーが見えますが、この中にスピーカーが入っています。黒いカバーの両サイドにある小さいネジを外します。
この黒いカバーは接着剤でくっついています。ドライヤーで5分程度カバーの周囲を温めます。私はヒートガンで加熱しましたが、加熱し過ぎてしまうのでドライヤーの方がお勧めです。
接着剤が軟化して、マイナスドライバーでこじ開けられます。カバーに細い配線がつながっているので、切らないようにそおっとこじ開けてください。
スピーカーの配線をはんだこてを当てて取り外します。これで黒いカバーが取り外せました。
スピーカーも接着剤で固定されているので、ドライヤーで温めます。5分くらいでしょうか。
接着剤が柔らかくなり、マイナスドライバーでこじ開けることができます。
スピーカーが取り外せました。
これが、純正のスピーカーです。
修理したいQC25に移植する
壊れたスピーカーの取り外し
こちらの右チャンネルが、以前壊れて中華製で修理したQC25です。中華製のスピーカーから純正のスピーカーに交換します。片方のスピーカーが壊れてしまった人も、同じ方法で移植して修理することができますよ。
作業は白いQC25と同じです。イヤーパッドと中の青いシートをむしり取ります。ヘッドホン内部の左右の小さいネジを外します。
銀色のカバーが外れます。黒いカバーの中にスピーカーが入っています。
黒いカバーの両サイドの小さいネジを取り外します。
このヘッドホンは修理済みなのですぐにカバーが開きましたが、これから修理する人は、ドライヤーで温めてから接着剤を柔らかくしてカバーをこじ開けてください。
また、スピーカーの配線をはんだごてで取り外して、スピーカーを取り外します。これも、初めて取り外す場合には、ドライヤーで温めてから接着剤を柔らかくしてスピーカーをこじ開けて、取り外してください。
左が純正品。右が以前交換した中華製です。
見た目は、全く同じなのですが、ちょっと音量が違うんですよねぇ。
純正品を取り付け
接着剤の代わりにホットボンドでスピーカーを固定しました。
端子の左側に赤、右側にオレンジの線を配線します。
黒いカバーをしてネジを閉めます。こちらのネジの方が、この後つけるネジよりも小さいです。
銀色のカバーも取り付けて、裏からねじ止めします。
青いシートを貼り付けて、イヤーパッドを装着すれば移植の完了です。
完璧に直りました
中華製スピーカーの時は、右の音が弱くセンターの音がやや左に向いていたのですが、純正品に交換したことで、きちんとセンターで鳴っています。ノイズキャンリングの効果も左右で同じ感じです。
さすが純正のスピーカーですね。
QC25のスピーカーが片方が鳴らなくなったら、同じようなジャンク品をヤクオフなどで入手して動作するスピーカーを移植することで3000円くらいで修理する方法のご紹介でした。
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