目覚まし時計風ニキシー管時計は、GPSを内蔵し正確な時刻が表示できるようになっています。初めて電源を入れた場合、受信まで30分程度かかることもあります。
GPSからは世界標準時の時刻が送られてくるため、この時計は送られてきた時刻に日本の時差を追加して、日本の時刻を表示するようになっています。もし海外で利用する場合には、時差(その国のタイムゾーン)を設定することで、海外でも正しい時刻を表示できるようになります。
日本で利用する場合には、このページの作業は不要ですが、海外で利用する場合にはこのページでお伝えする設定を行ってください。
また、5分だけ時計を進めておきたいという時にも、ここで紹介する設定方法で設定することもできます。
それでは、タイムゾーンの設定方法をご紹介します。
作業に必要な物
●スマートフォン または 無線LANの内蔵されたノートパソコン
タイムゾーンの設定方法
USBを接続する
USBをUSB充電器に接続し、電気を供給します。もし既にUSB充電器に接続しているのであれば、いったん抜いて、再度接続してください。
電源が供給されることを検知して、タイムゾーンを設定するプログラムが動作を開始します。
スマホで時計に接続
スマートフォンで「NixieClock TimezoneSetting」というアクセスポイントに接続してください。パスワードはありません。
iPhoneの場合
歯車マークの「設定」>「Wi-Fi」をタップします。
Androidの場合
歯車マークの「設定」>「ネットワークとインターネット」をタップします。
「NixieClock TimezoneSeting」をタップすると接続されます。
設定
スマートフォンが時計に接続すると、設定画面が表示されます。
利用したい国のタイムゾーンを選択して「SET」をタップすると、タイムゾーンが設定されます。日本の場合は「+9:00」です。
例えば、5分だけ時計を進めておきたい時には、「+9:05」として設定します。これで5分進んだ時刻を表示することができます。
設定完了
正しい時刻が表示されていれば、設定が完了しています。もし時刻が正しくなければ、設定し直してみてください。電源投入から5分が経過すれば、設定機能は自動でOFFになり、設定が不可能にな利、通常の時計に戻ります。数字の下にある振り子(点)が右へ左へと振れていれば、通常の表示モードになったことを示しています。
タイムゾーンの設定は時計内部に記憶され、電源が切れても保持されます。電源が再度投入されれば、記憶されたタームゾーンが読み出され、正しい時刻が表示されます。
以上で、目覚まし時計風ニキシー管時計の作り方はすべて終了しました。お疲れ様でした。
目覚まし時計風ニキシー管時計の作り方 目次
1. ニキシー管基板のはんだ付け編
2. メイン基板のはんだ付けと組み立て編
3. 目覚まし時計の改造編
4. タイムゾーン設定編(現在はここのページになります)
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