目覚まし時計風ニキシー管時計の作り方 ニキシー管のはんだ付け編です。
はんだ付け前の準備
ニキシー管のサビを落とす
ニキシー管は1980年代に作られた物になります。物によりますが、根元が錆びている場合があります。この錆が4mm以上ある場合は、この部分にはんだが付かず、接触不良になる可能性があるので、錆びの部分をカッターの刃を使って擦り落とします。
銅色になればOKです。
ニキシー管のリードの長さを変える
ニキシー管にはリード(足)が13本もあります。そのままではすべてのピンを基板に挿し難いので、挿し易くなるようにリードをカットます。
ニキシー管を裏返すと、1ピンだけ、ガラス間の中が白いピンがあります。このピンが基準となる重要なピンです。このピンを一番長くカットします。
そして、表の面のピンにいくに従い、リード(足)をちょっとだけ短くカットしていきます。
こうすることで、背面の基準のピンから、順番に表の面のピンほど、リードが短くなります。
はんだ付け
ニキシー管のリードの挿入の仕方
N1の部品からはんだ付けしていきます。N1と書いてある四角のパッドの穴に、ニキシー管の一番長いリードを挿します。
長い足から短い足の順に、穴にリードを差し込んでいきます。
足の長い順番に差し込んでいくことで、ピンの順番を間違えることなく、挿すことができます。
ニキシー管を垂直に立てる方法
1mmくらい浮くような、上記の写真くらいニキシー管を基板に差し込みます。
まずは、四角のパッドのみはんだ付けします。
三角定規などで基板の前後方向が直角になるように、ニキシー管の向きを調整します。
最初にはんだ付けした四角のパッドの反対側、ニキシー管の正面側のピンをはんだ付けします。
これで、基板に対して前後方向は直角になりました。
続いて左右方向を直角にします。左側に三角定規などを当てて左右方向を直角にします。
右端のパッドをはんだ付けします。
前後、左右方向に垂直に立っていることを確認します。傾いていたら、今のうちに修正しておきます。
すべてのピンをはんだ付けします。
ニッパーでカットすれば1本はんだ付け完了です。
2〜4本目
先ほどと同様、四角のピンを最初にはんだ付けし、前後方向に直角になるようにして、正面のピンをはんだ付け。左右方向が直角になるようにして、右端をはんだ付けします。
隣のニキシー管と同じく垂直になっているかよく確認してから、すべてのピンをはんだ付けします。
同様に繰り返し、4本はんだ付けします。
ピンヘッダの取り付け
L字のピンヘッダを基板の下側に、上記の写真のように曲がったリードを基板の穴に差し込みます。
まず、一番端の1ピンだけ、はんだ付けします。
横から見て、基板とリードが並行になるようにします。並行になったら、すべてのピンをはんだ付けします。
ニキシー基板の完成
これで、ニキシー基板の完成です。
続いて、メイン基板のはんだ付けと組み立て編に進みます。
目覚まし時計風ニキシー管時計の作り方 目次
1. ニキシー管基板のはんだ付け編 (現在はここのページになります)
2. メイン基板のはんだ付けと組み立て編
3. 目覚まし時計の改造編
4. タイムゾーンの設定編
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