EtcherLaserProは30WのCO2レーザーを搭載したレーザーカッターです。これまで、MDFやベニア、アクリルなどを切ってきましたが、今回はコピー用紙をカットしてみたいと思います。
10%以下はレーザーが出ない?
どの程度のパワーでいいのか見当がつかなかったので、1%,5%とパワーを絞ってカットしてみましたが、紙が全く焦げません。もしかしたらレーザーが出ていないのかもしれません。
パワーを10%、スピードを5000mm/minでカットしたところ、切れはしたのですが、上の写真の左上のハートのように、尖った部分が切れず、中途半端な切れ具合でした。
スピードを2000mm/minにしたところ、右のハートのように綺麗に切れました。
手では切れない綺麗なシェイプにカットできました。
位置決め精度はどうか
試しに、本ブログのタイトルを切り抜いてみたいと思います。タイトルの部分はレーザープリンターで印刷して、文字の周辺のモコモコしたところをレーザーカッターでカットします。
位置決めがしやすいように、文字の四隅に十字型のトンボを入れてあります。
カメラモードで、印刷したコピー用紙を撮影して、トンボが合うようにアイテムの位置を調整します。
文字の周辺のモコモコを部分をレーザーでカットしていきます。
あっという間に切れました。
印刷したトンボと、レーザーカッターのトンボのズレは大きくて0.8mm程度でした。
絶対、手では切れないだろうという綺麗な輪郭です。このように細かなデザインが切れるのは、レーザーカッターならではでしょう。
しかしながら、輪郭中の尖った部分の一部は完全に切れておらず、0.数mmつながった状態でした。完全に切り離されず、風で飛ばないというメリットではあります。
コピー用紙のカットパラメータ
以上のように、EtcherLaserProでのコピー用紙のカットパラーメータは
スピード:2000mm/min
となりました。
レーザーカッターで紙を自由自在にカットできるとなると、これまた工作の世界がグッと広がりますね。ただ、レーザーカッターで紙を切ると、引火しやすいので、CO2消火器がそばにあると安心ですよ。
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