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HX711をパワーダウンモードにしてESP32がDeepSleep中の消費電流を軽減しました

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HX711パワーダウンモード

HX711ではかりを構成し、郵便物があったらメールでお知らせしてくれる郵便受けを作りました。この装置に使っているESP32-DevKitCの、レギュレータをDCDCコンバータに換え、USBシリアルをCH340に交換することで、DeepSleep中の消費電流を0.02mAまで下げることができました。

ESP32-DevKitCのDeepSleep中の省電力化に関して詳しくはこちらです。

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HX711のパワーダウンモード

HX711パワーダウンモード

HX711は通常の動作モードと、パワーダウンモードがあります。HX711とESP32が通信しているクロックピンをハイにすることで、パワーダウンモードにすることができます。

データシートによると、通常動作時には1.5mA程度消費するのですが、パワーダウンモードでは0.5uAに低減することができます。

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これまで

これが、これまでのメールでお知らせ郵便受けのブロック図です。

この状態でのDeepSleep中の消費電流は4.13mAでした。

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パワーダウンモードにする

DeepSleep中に、HX711のクロック信号がハイの状態を維持できるように、プルアップの抵抗を追加します。

ブロック図はこのようになります。抵抗を1本追加しただけです。

HX711パワーダウンモード

このブロック図でのDeepSleee中の消費電流は、0.12mAとなりました。データシートにある0.5uAとまではいきませんでしたが、4.13mAから0.12mAと1/40くらいに電流が減りました。

ESP32-DevKitCの省電力対策をする前は、この装置はDeepSleep中でも15mA程度消費していました。ESP32-DevKitCの省電力対策と、今回のパワーダウンモードの対策を入れると、消費電流が1/100になりました。これで郵便受けのバッテリー動作での寿命が、さらに伸びることでしょう。

このまま動作させて、充電電池3本でどこまで長期間動作するのか、様子をみたいと思います。

2021.6.16 追加

追加終わり