以前、ファンタム電源対応のマイクアンプ基板を作って、大音量対応マイクを作りました。今回は単指向性マイクを作ってみました。
ファンタム電源対応マイクアンプ回路
ファンタム電源を使ったマイクアンプです。詳細はこちらをご覧ください。
このマイクアンプを使って、マイクに単指向性の物を取り付けて、単指向性のマイクを作りたいと思います。
マイクには、Aliexpressで買った、これを使っています。
Single-point Microphone Cartridge Capsule Head 16mm Silver High Quality
こちらが、組み立てたマイク基板です。基板はPCBWayで作ってもらいました。
このマイクにはFETが内蔵されていないので、マイクの後段に2SK596Cというマイク専用のFETをつないでいます。
30pcs 100% original new 2SK596C K596 TO-92S real photo
このFETも国内では入手ができないので、Aliexpressで購入しました。
このFETからノイズが入らないように、銅のメッシュをつけています。銅メッシュにはこれを使っています。
だいたい1mmピッチの金網でした。
正面から、横から、背面からと声を録音してみましたが、ちゃんと正面は大きく、裏はとても小さく録音され、単指向性マイクなことがわかりました。
ただ、ハムノイズがちょっと多い感じです。
ケースに入れる
ケースの形状を、Blenderでモデリングします。
Curaでスライスして、3Dプリンタのデータに変換します。
3DプリンタAnycubic I3 Megaで印刷します。
この3Dプリンタは安価ですが、印刷性能はなかなかいいですよ。
マイクケースができました。
中をアルミテープでシールドします。
銀色の、レトロな感じのマイクになりました。
かなりハムノイズは低下しまいた。まだちょっとありますね。
導電性テープをさらに貼る
導電性テープを基板やケースに貼り、さらにシールド効果を高めます。
これを使っています。テープなのに、両面が導通している不思議なテープになっています。
全てをGNDに接続します。
かなりハムノイズが抑えられました。金属の部分を手に持つと、全くハムノイズがなくなります。不思議ですね。
オーディオインタフェースには、ZOOM U-44 を使っています。
マイクは、なかなか奥が深いです。
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