目覚まし時計風VFD時計キットの作り方です。メイン基板とVFD基板に部品をはんだ付けします。
必要な工具
・はんだごて:調温式だと熱の変化が小さくはんだ付けがしやすいです
・はんだ:鉛入りでもフリーでもお好みで
・ニッパー:このニッパーはパチッではなくサクッと切れる切りごたえです
・黒のスプレー:なくてもいいですが、あった方が見栄えがいいです。
・USB充電器:100円ショップで売っている物でも、スマホの付属品でもOKです。
メイン基板のはんだ付け
これらの部品を基板にはんだ付けしていきます。
時計IC
時計ICをはんだ付けします。はんだ付けする前に、リード(足)が穴に入りやすいように曲げます。机に上の写真のようにICを垂直に押し当てて、リードをICと直角になるように曲げます。
両サイドのリードを曲げて、上の写真のようにICからリードが真下に向かうようにします。
凹マークが左を向くようにしてはんだ付けします。
スイッチ
基板を裏返し、ICと反対の面に取り付けます。スイッチは3つあります。
ピンヘッダ
J2というところに、はんだ付けします。リードが短い方が、下向きになります。
USB基板
先ほど取り付けた、ピンヘッダの上にUSB基板をはんだ付けします。
このようになります。
ピンソケット
再び基板を裏返して、ICのついている面にします。ICの下にピンソケットをはんだ付けします。
メイン基板の完成
以上で、メイン基板のはんだ付けは完了です。
こちらが表面です。
こちらが裏面です。
メイン基板の塗装
これは、お好みで塗装してもしなくてもいいのですが、塗装した方が見栄えが良いです。
ピンソケットにペンキがつかないように、マスキングテープでマスキングしておきます。
スプレーは、基板よりさらに右から吹き始め、左に移動し、基板のさらに左へ抜けて止めます。そして、基板よりさらに左から吹き始め、右へ移動し、基板のさらに右へ抜けて止めます。これを3回ほど繰り返します。
基板の上でスプレーを吹き始めてしまうと、塗布されるペンキの量が多くなりすぎてしまい、乾くのにかなりの時間を必要としてしまいます。基板の外から吹き始めるのがコツです。
乾くのを待ちます。
VFD基板のはんだ付け
基板のペンキを乾かしている間に、VFD基板に、VFDとピンヘッダを取り付けます。基板は、VFD1,VFD2,...VFD4と書かれている面が上を向くようにします。
VFD
VFDはリードの長さを5mmくらいにカットするか、全てのリードの長さを変えてカットしておくと、穴に入れやすいです。数字の面が正面を向くように、向きに気をつけてください。
VFDは垂直になるように、はんだ付け取り付けます。コツとしては、まずは正面の1ピンだけはんだ付けして、垂直になるようにVFDの角度を調節したあとで、反対側の1ピンをはんだ付けします。垂直かどうか確かめて、曲がっているようでしたら、はんだ付けしたどちらかのピンを加熱してはんだを溶かし、角度を調節します。
垂直になったら、他の全てのピンをはんだ付けします。
ピンヘッダ
写真のように、L型に曲がっている方のリードを穴に差し込み、長いリードが水平になるようにはんだ付けします。
VFD基板完成
以上でVFD基板の完成です。
動作チェック
はんだ付けが完了したので、動作するか確認します。
メイン基板にVFD基板を取り付け
メイン基板のピンソケットに、VFD基板のピンヘッダを差し込みます。
向きはこうなります。
USBを接続
裏面のUSBコネクタにUSBを差し込みます。
もう片方のUSBをUSB充電器に差し込みます。電気が給電されると時計が表示されます。
数字が正しく光っていますか?どこか光らないとかありましたら、はんだ付けしたところを、もう一度はんだを溶かすか、追加で付けてみてください。
次は、目覚まし時計を改造します。

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