ここでは、透明で美しいIV-27M蛍光表示管カレンダー時計キットの作り方をご紹介します。
ピンヘッダのはんだ付け
サブ基板に、ピンヘッダをはんだ付けします。サブ基板はRとLの2種類がありますが、どちらも同じピンヘッダを使用します。
ピンヘッダは、短い方を基板側にして取り付けます。
基板とピンヘッダが並行になるように、注意してはんだ付けをします。
このようになります。
リードのサビ取り
蛍光表示管のリードを1cm程度にニッパーでカットします。
蛍光表示管のリードの根本が腐食しているので、そのサビをカッターを使って削り取っておきます。銅色が見えればOKです。
蛍光表示管にサブ基板を取り付ける
右側
基板は「R」と書いてある物を使います。基板の向きは「R」が内側を向く向きになります。
リードが曲がっていて、穴を通すのがちょっと難しいですが、頑張って通してください。基板は奥まで差し込みます。
左側
「L」と書いてある基板を使います。「L」が内側を向く向きにして、蛍光表示管のリードを穴に差し込んでいきます。
右側よりもピン数が多く、すべて通すのが難しいですが、こちらも頑張って通してください。
基板を奥まで差し込む
左右の基板を、蛍光表示管の壁まで押し込みます。
メイン基板に差し込み
メイン基板のスイッチがある方を正面に、蛍光表示管の数字が見える方を正面にして、メイン基板のピンソケットに、蛍光表示管のピンヘッダを差し込みます。
リードのはんだ付け
この状態で、全てのリードをはんだ付けしていきます。
全てはんだ付けしたら、余分なリードをニッパーでカットします。
電源を入れてみる
USBコネクタを基板のコネクタに差し込みます。
USBケーブルのもう一方を、USB充電器に接続します。
時計が表示されれば完成です!!
もし、どこか光らない桁やセグメントがある場合には、はんだ付けした部分を、再度はんだ付けしてみてください。
時刻の設定方法
「SET」と「UP」のスイッチを使って時刻を設定します。
「SET」を2秒以上長押しすると、時刻設定モードになります。
年、月、日、時、分、秒の順に各桁の数字を設定していきます。「UP」ボタンで数字を増やして目的の数字にし、「SET」でその桁が決定します。決定すると次の桁の設定に移ります。
最後の秒の1桁目で「SET」を押すと、時刻設定が完了し、時刻のカウントアップが開始されます。
この時計には時刻のバックアップバッテリーが搭載されています。停電になっても約1日程度は時刻を刻み続けてくれます。しかし、停電中は時刻の表示はされません。
表示モードの変更
時刻の表示モードは以下の4つから選ぶことができます。
- 月-日 時.分.秒
- 日-月 時.分.秒
- 月-日 時-分
- 日-月 時-秒
「SET」スイッチを短く押すことで、1から4まで選択できます。4の次は1に戻ります。
表示モードは、マイコン内部に記録されるので、停電があっても電気が復帰すると、設定された表示モードで時刻を表示します。
以上で、組み立てと設定でした。お疲れ様でした。
つづきは、おすすめのケースの加工方法です。
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