DFPlayer Miniは、マイコンから簡単なコマンドで、mp3を再生させることができるモジュールです。今回は、このDFPlayer Miniをmbedから操作してmp3を再生してみたいと思います。
DFPlayer Mini
マイクロSDカードくらいの小さいモジュールですが、mp3の再生とスピーカーアンプが内蔵されています。マイコンとスピーカーを接続するだけで、mp3の音声ファイルを再生することができます。
回路図
LPC1114には、スイッチと動作確認用のLEDをつなげました。LPC1114とDFPlayer Miniとはシリアル通信の2本と再生中かを判断するためのBUSYの合計3本接続します。DFPlayer Miniにはスピーカーを接続します。
マイコンとDFPlayerの接続
ブレッドボードに、マイコンとDFPlayerを刺します。マイコンは左上のピンがc1に、DFPlayerは左上のピンがc16に刺さるようにします。
マイコンとmbedねこちゃんとの接続をします。オスメスのジャンパワイヤーを使います。
赤で、mbedねこちゃんの左眉毛の左から2番目とa12
オレンジで、mbedねこちゃんの左眉毛の左から2番目とa12
を接続します。
マイコンの電源を配線
マイコンと電源を配線します。オスオスのジャンパワイヤーを使います。
赤で、j8と赤い電源ライン
LED
青いLEDを刺します。
LEDの短い足を青い電源ライン
スピーカーとスイッチ
スピーカーとスイッチに、メスオスのジャンパーワイヤーを接続します。
スピーカーの-に緑のワイヤースイッチの片方(極性はありません)に青いワイヤー
スイッチのもう片方に紫のワイヤー
スイッチのワイヤーは抜けやすいので、テープを巻いて固定してください。
スイッチの紫を赤い電源ラインへスピーカーの黄色をa21
スピーカーの緑をa23へ
DFPlayerの電源を配線
オスオスのジャンパーワイヤーを使います。
黄色をa22と青い電源ラインへ
マイコンとDFPlayerとを接続
最後に、マイコンとDFPlayerを接続します。
青いワイヤーで、a18とj14
紫色のワイヤーで、j16とj12
以上で配線は完了です。
プログラム
作成したプログラムはこれだけです。
#include "mbed.h" #include "DFPlayerMini.h" DigitalOut myled(LED1); //LED DigitalIn sw(dp1); //再生ボタン DFPlayerMini mp3(dp16, dp15); DigitalIn busy(dp17); //DFPlayerMiniのBUSYと接続する int main() { mp3.mp3_set_volume(30); //再生音量を設定する30が最大 while(1) { if( sw == 1 ) { myled = 1; //LED点灯 mp3.mp3_play(0001); //0001.mp3を再生 wait(0.1); //再生が終わるまで待つ while( busy == 0 ) { wait(0.1); } } //LEDを点滅させる myled = !myled; wait(0.2); } }
こちらよりプログラムをインポートできます。
ライブラリーにはyuto kamoさんのDFPlayerMiniを使いました。コンパイルができないバグがあったので、修正してあります。
ライブラリのおかげで、プログラムはとっても簡単でした。
SDカードの準備
SDカードは32GBまで対応しています。フォーマットはFATもしくはFAT32です。
フォーマットしたら「MP3」というフォルダを作ります。大文字で「MP3」です。その中に、0001.mp3という名前でmp3ファイルを保存します。
これで準備は完了です。
実行
コンパイルして、ダウンロードできたファイルをmbedフォルダにドラッグアンドドロップします。赤いお目目のリセットボタンを押すと準備は完了。
スイッチを押すと、mp3が再生されます。
音声が再生できるようになると、電子工作の幅がグッと広がりますね。
何を作ろうかなぁ
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