DFPlayer Miniとmbed LPC1114を使って、駅の発車ベルを作ってみました。MP3が再生できるDFPlayer Miniについては前回の記事をご覧になってください。
先に、完成した物をお見せします。
スイッチを押すと、発車メロディが流れます。スイッチを離すと「ドアが閉まります」と駅のアナウンスが流れます。車掌さんになった気分になれちゃいます。
発車ベルとアナウンス
発車ベルや駅のアナウンスの音声は、CDが発売されていたのでこれらを利用しました。
こちら、JR東日本の発車メロディのCDです。
JR東日本以外にも、各社の発車メロディのCDが販売されています。聞いたことのあるメロディがいっぱいでした。ステレオのクリアな音声で聞けたのでちょっと感動しました。でも、せかされている感じがして、長く聞いてるとちょっと疲れますね。
こちらが、JR東日本の山手線の車内と駅の自動放送のアナウンスのCDです。
電車内や駅でよく聞く音声です。クリアな音声で聞けたのでちょっと嬉しかったです。
これらのCDから、お好きな発車メロディをMP3にして、0001.mp3というファイルにします。また、お好きな発車の際のアナウンスもMP3にして、0002.mp3というファイルにします。
マイクロSDカードにMP3というフォルダを作り、2つのmp3ファイルをフォルダの中にコピーします。フォルダの名前はアルファベットの大文字で「MP3」です。
マイクロSDカードを、DFPlayerに差し込んでおきます。
回路
回路や配線方法は前回と同じです。LED動作確認用なので、無くてもいいです。
配線が終わると、こんな感じになります。
プログラム
mbedのプログラムがこちらです。
#include "mbed.h" #include "DFPlayerMini.h" DigitalOut myled(LED1); //LED DigitalIn sw(dp1); //再生ボタン DFPlayerMini mp3(dp16, dp15); DigitalIn busy(dp17); //DFPlayerMiniのBUSYと接続する int main() { mp3.mp3_set_volume(30); //再生音量を設定する30が最大 int old_sw = sw; while(1) { //スイッチが押されたら再生開始 if( old_sw == 0 && sw == 1 ) { myled = 1; //LED点灯 mp3.mp3_stop(); //現在再生されている音声を停止 wait(0.1); mp3.mp3_single_play(0001); //0001.mp3(発車メロディ)をループ再生 wait(0.1); old_sw = 1; //スイッチの状態を保存 } //スイッチが離されたら音を止めて次の音を再生 if( old_sw == 1 && sw == 0 ) { mp3.mp3_stop(); //現在再生されている音声を停止 wait(0.1); mp3.mp3_play(0002); //0002.mp3(アナウンス)を再生 wait(0.1); old_sw = 0; //スイッチの状態を保存 } //LEDを点滅させる myled = !myled; wait(0.2); } }
DFPlayerのライブラリを使っているので、プログラムはこちらからインポートしてお使いください。
コンパイルをして、ダウンロードされたファイルを、mbedドライブにドラッグアンドドロップしてください。これで、マイコンにプログラムが書き込まれました。
mbedねこちゃんの赤いおめめ(リセットボタン)を押します。
完成!
駅の発車ベルができました!
プラレールがmbedで、もっと楽しくなりますね。
発車ベルやアナウンスがお好きな方は、SUPER BELL”Zさんの音楽なんかも、楽しめるかもしれません。
電車の車内や駅のアナウンスをアレンジして歌にしています。初めて聴いた時は衝撃的でした。かなり面白いです。
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