今回はレーザーカッター EtcherLaserProとエコラバーで、実際に使えるハンコを作ってみます。前回は、ハンコに使える素材のポリエチレンフォームラバーとエコラバーでハンコを作る実験をしました。前回の、素材の比較記事はこちらです。
イラストレータでデータの作成
ロゴの画像ファイルを読み込んでベクター化します。そして削り取る部分を塗りに設定します。最後に、エコラバーを切り出すために、周辺に四角の輪郭を作成します。これをSVGファイルとして保存します。
SmartDIYsCreatorにSVGファイルを読み込みます。画像の左右反転をするのを忘れていたので、SmartDIYsCreatorの機能で左右反転させました。あぶないあぶない💦
加工パラメータは以下の通りです。
・パワー:100%
・スピード:10000 mm/min
・ハッチング:0.05mm
・パワー:100%
・スピード:400 mm/min
加工開始
「START」をクリックし加工開始です。
徐々に姿が見えてきました。
およそ5分で加工完了です。
粉の除去
歯ブラシを使って、ゴムの粉を除去していきます。
細かい線まで、綺麗に加工できていますね。
板に貼り付け
ハンコと同サイズにMDFをカットし、強力両面テープで貼り付けます。両面テープにはこれを使っています。
試し押し
試しにインクをつけて、押印してみましょう。
とても美しい仕上がりです。体の模様の細い線まで綺麗に再現できています。
持ち手の作成
Blenderでハンコの持ち手をモデリングします。これをSTLファイルとして保存します。
Curaで読み込んで、スライスし3Dプリンタの印刷ファイルにします。
ハンコの持ち手のSTLファイルをここに貼っておきます。ハンコを作る際にご利用ください。ただ、縮尺が1/10になっているので、スライサ上で10倍に拡大してお使いください。
3Dプリンタ Anycubic I3 Megaで印刷します。
安くて綺麗に印刷できる3Dプリンタです。
約20分ほどで印刷が完了しました。
強力両面テープで、ハンコと持ち手を合体させます。
ハンコの完成!
まさに、ハンコという姿のハンコができました。早速、押印してみましょう。
インクをペタペタ付けます。
紙に押します。
素晴らしい。持ち手があるので、とても押しやすいです。タイヨートマーのエコラバーは綺麗に押印できます。細かい模様まで再現できて、素晴らしい素材ですね。
レーザーカッター Etcher Laser Proとエコラバーで、実用的なハンコが作れるようになりました。これは嬉しいです。
pignic farm&cafeの社長さんにこのハンコをプレゼントしたら、とても喜んでくれました。ハンカチやマスクに押したいそうです。
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