長年使っているBOSE QC25ノイズキャンセリングヘッドホンの片方の音が出なくなってしまいました。BOSEのノイズキャンセリングヘッドホンは、片耳のスピーカーが壊れて音が出なく現象がよく発生します。
メーカーに修理を依頼しようとしてみる
BOSEの「修理&交換」のページで、ヘッドホンのシリアル番号を入力し、「商品の検索」ボタンをクリック。
なぜか、オンランサポートが利用できませんとなりました。そこで、右下の「お問い合わせください」をクリック。
チャットや電話で修理の依頼ができます。電話はかなり待たされるようなので、今回は「チャット」で修理の依頼をしてみることにしました。
「QC25の片方のスピーカーから音が出ません。ケーブルを交換してみましたが、だめでした」と入力し1,2分待つと、オペレータの対応が始まりました。電話とりスムーズかもしれません。
QC25は修理ではなくQC35 IIに交換になるとのこと。費用は20500円。新品を購入するよりも安いです。
修理をお願いしようとしたところ、現在QC35 II の在庫が無く、入荷も未定なため、すぐには修理対応ができないとのこと。
入荷したら連絡をもらえるか聞いたところ、それはできないとのことでした。公式のネットショップの在庫が復活したら、修理対応が可能ということ。
自分で修理する
片方の音が鳴らないまま、修理を待つのは耐えられません。そこで自分で修理することにしました。
スピーカーを取り外す
イヤーパッドを外し、青いシートを剥がすと、ネジが2つあります。それを外します。
ネジを外すと、面のカバーが外れます。黒い丸いプラスチックが見えます。この中にスピーカーが入っています。
このプラスチックはネジと接着剤で固定されています。ネジを外して、ドライヤーで3分ほど加熱し、接着剤を柔らかくします。
外れました。中にスピーカーが見えます。
このスピーカーも同じように接着剤でついているので、ドライヤーで加熱して接着剤を柔らかくします。
スピーカーも外れました。
はんだごてで、基板とつながっているケーブルを外します。これで、スピーカーユニットが外れました。
別のQC25からスピーカーを外す
オークションやメルカリなどで、ジャンクなどの安いQC25を購入します。このQC25から生きているスピーカーを取り外し、自分のQC25に取り付けます。
先ほどと同じ手順で、分解していきます。
ドライヤーで加熱してスピーカーを取り外します。
スピーカーユニットが外れました。
取り付ける
ケーブルを基板にはんだ付けします。ホットボンドをちょっとつけて、スピーカーを固定します。
黒いプラスチックをねじ止めします。
外のカバーを取り付けて内側からねじ止めします。青いシートを貼り付け、イヤーパッドを取り付けます。これで元に戻りました。
修理完了
スピーカーの移植が完了しました。
音が出るのを確認すれば、修理の完了です。片方から音が出なくなったQC25が、数千円で修理できました。BOSEの修理対応を待てない場合には、修理するのもいいですね。
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