静音化改造したMagicMouse2を販売しているのですが、しばらく在庫が無い状態でした。そこで、程度の良い中古品を入手し、クリック音を静音化する改造を行いました。
天板を磨く
程度のいい中古品ですが、天板にかすり傷がついている場合があります。そこで、アクリサンデーを使ってツルツルのピカピカに磨き上げます。
リューターで磨いた後は、クロスで全体を磨きます。
ツルツルピカピカのMagicMouse2になりました。
分解
天板と底板の間に、スパッジャーを挿入して、爪を解除していきます。爪は4カ所あります。
T5とT4のトルクスドライバーでネジを外します。
本体からスイッチの子基板だけが外れました。
スイッチを外す
子基板からスイッチを取り外します。しかし、熱がどんどん逃げてしまって、簡単には取り外せません。
そこで、特殊な超低温で溶けるはんだを使います。
これをつけて、はんだごてで加熱すると、スイッチがぽろっと外れます。
基板のクリーニング
特殊はんだが基板に残ってしまっています。はんだ吸い取り線で、このはんだを吸い取ります。
穴の中まできれいに吸い取ります。
はんだがきれいに除去できましたが、フラックスが大量にこびりついています。そこで、フラックスクリーナーで、このフラックをきれいに除去します。
フラックスクリーナーを塗り塗りしてキムワイプで拭き取ります。フラックスクリーナーは別のメーカのものありますが、基板が白くなってしまうので、こちらのフラックスクリーナーの方をお勧めします。
はんだもフラックスも除去できて、きれいになりました。
スイッチの取り付け
この基板の右側に、静音スイッチのKailhのミュートスイッチを取り付けます。
基板からリードが飛び出さなように、ニッパーでリードをカットします。
はんだ付けが終わったら、ポリイミドテープで絶縁します。
スイッチの交換が完了しまいた。
組み立て
マジックマウスの中に子基板を戻します。
元の通りにネジを締めます。
改造が完了しました。
この後、MacBookProに接続して動作を確認し、アルコールで除菌したら作業完了です。
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