普通の蛍光灯のシーリングライトを、演色性の高いフルスペクトラムLEDに改造したら、部屋がとても綺麗に見えるようになりました。
シーリングライトを分解
かなり古い蛍光灯式のシーリングライトです。過去に、LEDバーを使ってLED化してありますが、これを外して前回作った昇圧型のLEDドライバ付きフルスペクトラムLEDを取り付けます。
LEDドライバの製作の記事はこちら。
調光可能となったLED基板の記事はこちら。
LED基板の取り付け
アルミ基板の裏に熱導電シリコンを少し付けます。
シーリングライトのベースに貼り付けていきます。スペースの関係で白色が8個、夕焼け色の7個になりました。
配線
全ての基板に電源の線を配線していきます。配線の色が光に混ざらないように、全て白い線で配線しました。
調光用のPWMの配線は、白色用と夕焼け色用とそれぞれ配線します。
配線が完了しました。
試しに点灯させてみましょう。
全て点灯しました。調光も正常に機能しています。光がかなり眩しいので調光をかなり絞って撮影しています。
取り付け
天井のシーリングライトの金具に、改造したシーリングライトを取り付けます。太陽電池とバッテリーから来ている電源を接続し、調光のためのUSBケーブルを配線します。
完成!!
なかなかいい色です。部屋にある物全てがなんだか鮮やかに見えるような気がします。高演色のフルスペクトラムLEDの光って、気分がよくなる感じがします。
こちらは1700Kの夕焼け色。最大の明るさにすると眩しい夕焼けの色になって、何か不自然な感じがします。明るさを絞ると、弱く光った白熱電球のフィラメントみたいな色になって、気分が落ち着く色になります。
両方点灯させてみました。
白色が5000Kで、夕焼け色が1700K。両方光とワームホワイトくらいの色になるかなぁと思ったのですが、色が混ざらず白とオレンジ色という感じになってしまいました。
また、結構電流が流れているみたいで、電流に対して太さが足りず、LEDの最大の明るさになりませんでした。最大にしようとすると、LEDが不規則に点滅してしまします。個々のLEDドライバの昇圧動作が正常に行われていないようです。
電源の根本に、過去に安定化電源のリップル軽減に使った680uFの電解コンデンサを取り付けてみました。
不規則な点滅は減りましたが、完治はしませんでした。
昇圧型のDCDCコンバータなので、PWMで調光すると、PWMのHighの信号で全てのDCDCコンバータが同時に昇圧動作を開始するために、電流が不足してしまっているのだと思います。
XL6013のデータシートには、PWMの信号を平滑化してアナログ的に調光する回路例も載っていました。こうすることで、LEDドライバが多数接続されていても、昇圧動作のタイミングがばらけるために、電流が不足するということが起こりにくくなるのかもしれません。
この回路も、あとで実験してみようと思います。
高演色っていいですね
色が綺麗に見えると、なんだか気分が良いです。蛍光灯色の古いシーリングライトが、高演色のLEDシーリングライトに生まれ変わりました。
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追加終わり
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