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CM108を使ったUSB接続の外付けオーディオインタフェースを作っています

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CM108は少ない部品でUSB接続のオーディオIFが実現できる、安価で便利なUSBオーディオICです。

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CM108の機能

データシートによると、CM108はUSB2.0で標準的なUSBオーディオデバイスとして動作し、マイク入力と、2chのライン出力またはヘッドホン出力があります。ADC,DACは内蔵された物を利用するだけでなく、I2Sの入出力を利用して任意のADCやDACを外付けすることができます。

また、音量のアップダウンスイッチも接続できます。

EEPROMを外付けすることで、デバイス名を任意に設定することもできるようです。

このICに、USBコネクタとヘッドホン端子を接続すれば、簡単にUSBオーディオインタフェースが実現できてしまいます。

便利なICなので、このICを利用した安価なUSBオーディオインタフェースがいろいろと販売されています。

フリードライブUSBサウンドカードコンピュータ外部サウンドカードノートブックサウンドカードオリジナルCm108チップHf07(マルチカラー)
Yettbincn

安価に売られていることはわかっているのですが、カップリングコンデンサの値を任意に決めたり、I2Sも試してみたいので、CM108を使ったオーディオインタフェースボードを作ってみようと思います。

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回路図

USBコネクタは、USB TypeCにしてみました。あとは、ヘッドホン出力、マイク入力、各種スイッチ、各種LED、EEPROM、I2S入出力のコネクタを、それぞれICに接続すると回路図が完成。

こんなシンプルな回路で、USBオーディオインタフェースができてしまうんですね。

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アートワーク

IC、抵抗、バイパスコンデンサは表面実装に、カップリングコンデンサは後から変更できるようにDIP部品としました。

電源の出力、I2SのADC、DACは、ピンヘッダで接続できるようになっています。

基板が結構小さく設計できたので、2枚面付けにしました。捨て基板の四隅に穴を開けておきます。この穴はメタルマスクにも開けておいて、基板とメタルマスクとを画鋲を使って簡単に位置合わせできるようにするためです。詳しくはこちらを参照ください。

生成されたガーバーファイルを、zip形式で圧縮します。

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JLCPCBに基板を発注

製造する基板の設定

今回はJLCPCBへ基板を発注してみます。JLCPCBのサイトで、「Add gerber file」をクリックします。

ガーバーファイルのzipファイルをアップロードすると、基板のイメージが表示され、基板サイズが自動で設定されます。設定は以下のようにしました。

  • Delivery Format:面付けした基板なので[Panel by Customer]
  • Panel Format:面付けした基板が2行1列なので、Colmun2 Row1
  • PCB Color:基板の色は青にするので[Blue]

これ以外はデフォルトのままです。

メタルマスクの設定

メタルマスクも一緒に注文します。Stencilの[Order together with PCB]をONします。

メタルマスクは、デフォルトのままでは380x280mmというとても大きな物が届いてしまうので、小さくカットしてもらいます。

Customized sizeを[Yes]にします。

基板よりも一回り大きく、150mm x 150mmにしました。[confirm]をクリックします。

  • Stencil side:表面のみメタルマスクを作りたいので[Top]
  • Fiducials:基板とメタルマスクとの位置合わせのために四隅に開けた穴を確実に開けてもらうため[Etched Trough]

とします。

以上で設定が完了したので、右側の[SAVE TO CART]をクリックして、カートに入れます。

JLCPCBには、I2Sを利用したADC,DACボードも一緒に発注したいので、今日はここまで。ADC,DACボードができたら、発注したいと思います。

つづきはこちらです。

CM108USBオーディオインタフェースボード用のI2S接続A/D,D/Aボードを作っています
今回はCM108に接続できる外付けA/D、D/Aボードを作ってJLCPCBへ基板を発注しようと思います。 CM108のU...