買った時からほとんど臭いはなかったのですが、車の臭いが軽減するそうなので、光触媒スプレーを中古で買った電気自動車リーフに施工してみました。
光触媒で臭いを分解
光触媒反応とは、触媒という物質に光が当った状態で、その触媒に特定の物質が当たると、特定の物質が分解されるという現象です。上の動画は、光触媒に紫外線を当てて、有機物質である染料を分解している様子です。
光が不要な触媒もあり、身近なところでは、車の排ガス浄化触媒です。車には必ず搭載されている装置で、エンジンから排出された排ガスに含まれる有害なガスである、一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)、窒素酸化物 (NOx) を触媒に接触させることで、二酸化炭素、水、窒素に変換し排出しています。
光触媒は、酸化チタン光触媒が一時期とても流行りました。酸化チタン光触媒に紫外線が当たると、強力な分解力を持った活性酸素が発生します。これにより、臭いや汚れの分解、殺菌などができます。
酸化チタン光触媒が効果を発揮するには、紫外線が必要です。しかし最近はUVカットガラスが使われる車が増えたため、そのような車の中では酸化チタン光触媒による臭いの分解効果はあまり期待できません。
その後紫外線だけでなく、目に見える可視光でも機能する光触媒が盛んに研究され、酸化タングステン光触媒が開発されました。酸化タングステン光触媒は、紫外線+青の光でも触媒として機能します。
UVカットされた車でも、青い光であれば車内に光が入ってきます。そのため、効果があるかもしてないので、酸化タングステンが光触媒として使われている、スリーボンド 6735を購入しました。
主成分は酸化タングステンとエタノール。酸化タングステン光触媒であることがわかります。
スリーボンド 6735について詳しくはISUZUのサイトがとてもよくわかります。
サイトが消えてしまったら、こちらのpdfをご覧ください。
施工
使い方はとっても簡単です。スプレーを使う感覚で、爪を下へ押し下げるだけです。
普通に押し下げるだけでは、指を離すと噴射が止まってしまいます。結構な力で押し下げると爪がロックされて、噴射し続けるようになります。しばらくこのこのに気づかなくて、なんで出っ放しにならないのか悩んでしまいました。
使い方が分かったので、センターにあるカップホルダー入れて、光触媒を施工しました。
車内がモクモクと煙でいっぱいになるかと思ったら、そんなことはなく透明なままです。
数分で噴射が終わるので、しばらく放置して、換気すれば施工完了です。
臭いは全くなく、ガラスに酸化タングステンの粒々がついているとかも全くありません。本当に何もしていないようです。
さて、効果はどうでしょうか。
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