暗くなったら光る回路に人感センサと太陽電池を接続して、人に反応して光るナイトライトを作りました。
前回はスーパーキャパシタと昇降圧DCDCコンバータで、ミニチュアLED電球を一定の明るさで点灯させる実験をしました。詳しくはこちらをご覧ください。
人感センサ
人感センサには、コイン電池でも長期に渡って動作する、超省電力なSR602を使います。
SR602については、こちらに詳しくまとめてあります。
以前、基板で作ったクリスマスリースは、コイン電池1個で3ヶ月くらい人に反応して光っていました。このクリスマスリースに関して詳しくはこちらをご覧ください。
反応時間を変更
このセンサは、人に反応するとOUT端子が2.5秒くらい3.3Vになり、その後0Vになります。ナイトライトは人に反応したら10秒くらいLEDが点灯して欲しいので、センサの反応時間を変更します。
センサの裏の、矢印の0Ωの抵抗を交換します。
抵抗値と反応時間はこのようになっています。
この表を見ると、約10秒にしたい場合には56kΩに交換すれば良いことがわかります。しかし交換してみると表にある時間より実際は少し短く、10秒間ONしているためには68kΩが必要でした。
0Ωを68kΩに交換しました。
ナイトライトDCDCに接続
先日作った、明るさセンサ付きの昇降圧DCDCコンバータにセンサの出力を接続します。
人感センサ+明るさセンサのLEDライトが完成しました。
暗いところで人に反応すると、スーパーキャパシタに貯まったエネルギーでミニチュアLED電球が約10秒間光ます。明るい環境ではLEDは光りません。
太陽電池で半永久動作化
スーパーキャパシタに太陽電池を接続して、太陽光でスーパーキャパシタを充電するようにします。
試しに、太陽光が直接当たらない北側の窓に設置してみます。太陽光が直接は当たりませんが、空の明るさで太陽電池が発電しています。
1日放置すると、スーパーキャパシタの電圧が2.6Vまで充電できました。
夜になって、近くを通ると...
人に反応してLEDが光りました!
昇降圧DCDCコンバータのおかげで、北側の太陽光が直接当たらない窓でも、スーパーキャパシタに蓄えられた電気で、ミニチュアLED電球が光ります。
スーパーキャパシタは、充電電池のように充放電による劣化がありません。ほぼ永久に使えます。太陽電池も屋内であればほぼ永久に使えるでしょう。これで、半永久動作する人に反応するライトライトができました。
実験が成功したので、この回路をKiCadで基板を設計して、基板屋さんに基板を発注しようと思います。
続きはこちらです。
この回路をキットにしました。kohacraftのshopで販売しています。

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