マウスの中ボタンが反応しなくなりました。 Cadソフトで移動などに使うボタンで、反応しないととても不便なので修理しました。
B3F-1000
このマウスに使われている中ボタンは4.3mmの高さのタクトスイッチで、オムロンのB3F-1000という型番のタクトスイッチです。
分解
使っているマウスはLogicoolのM235というマウスです。
電池ボックスの中のシールの裏側にネジがあります。
ネジを外して、マウスの手前の上部と底面の間にマイナスドライバーを差し込むと、上部と底面が分離します。
基板が見えました。この基板の白いスイッチが中ボタンのスイッチです。
この基板はマウスの底面と爪で固定されています。爪を外すと基板が外れます。
スイッチを交換
この基板はMagic Mouseと違って、はんだ吸い取り線で簡単にはんだを取り除けます。
中ボタンが基板から外れました。
左右のスイッチもついでに交換します。左右のスイッチは静音スイッチです。静音スイッチには、Kailh ミュートマイクロスイッチを使っています。
スイッチは基板から外れましたが、はんだ吸い取り線のフラックスが茶色く基板に付いています。このフラックスをフラックスクリーナーで除去します。
フラックスクリーナーはいくつか試しまいたが、サンハヤトのフラックスクリーナーは、クリーニング後に基板が白くならず、綺麗に仕上がるのでおすすめです。
サンハヤトのフラックスクリーナーを、茶色くこびり付いたフラックスに塗り塗りすると基板がみるみる綺麗になっていきます。
フラックスクリーナーの残りをキムワイプで拭き取れば、基板のクリーニング完了です。キムワイプはティシューと違って、拭いた後に繊維が残らないので、拭き取りに使うと綺麗に仕上がります。
スイッチの取り付け
新品のスイッチを取り付けます。
中ボタンにはB3F-1000を、
左右のボタンにはKailh ミュートマイクロスイッチを
はんだ付けします。
新品のスイッチと交換できました。
組み立て
マウスの底面に基板をセットします。
カバーをしてネジを締めれば修理完了です。
動作テスト
中ボタンを押すと、移動のカーソルに変わりました。中ボタンは正常になりました。
左右の静音スイッチも正常に動作しています。
修理完了
2014年に購入したこのマウスは、全てのスイッチが新しくなって、まだまだ長く使えそうです。
Logicool M325は、安いのに電池は長持ちするし、スリープからの復帰も早く、とても便利な無線マウスですよ。
コメント