24V程度で動作する、フルスペクトラムLED点灯実験用のLEDドライバの作り方です。
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部品の構成
表面実装のICが1つ、その他はDIP部品となっています。
組み立て
IC
ドライバICを取り付けます。左上が1番ピンになるように取り付けます。表面実装部品はハンダフラックスを基板とICのリードに塗ってからはんだ付けすると、はんだ付けがしやすく、ブリッジしにくくなります。
ICは●印が左上にありますか?
また、リード同士がはんだでつながって(ブリッジして)いないか、よくチェックしてください。
抵抗
R1,R2に10kΩの抵抗をはんだ付けします。帯の色は、茶黒オレンジ金です。抵抗は極性がないため、どちらの向きにはんだ付けしても大丈夫です。
R3に2.2kΩの抵抗を取り付けます。帯の色は赤赤赤金です。
R4に1.5Ωの抵抗を取り付けます。帯が5本ある本体が緑色の抵抗です。製造誤差が1%の抵抗なので、帯が5本あります。
R5に100kΩをはんだ付けします。帯の色は茶黒黄金です。
ダイオード
D1に赤いダイオードをはんだ付けします。ダイオードは極性があります。帯(カソード)が上になるようにします。
D2に黒いダイオードをはんだ付けします。先ほどとは反対の向きで、帯(カソード)が下向きにはんだ付けします。
セラミックコンデンサ
C2,C4に1uFのセラミックコンデンサをはんだ付けします。極性はありません。
リセッタブルヒューズ
F1にリセッタブルヒューズをはんだ付けします。極性はありません。
コイル
L1にコイルをはんだ付けします。極性はありません。
電解コンデンサ
C3に100uFの電解コンデンサをはんだ付けします。短いリードがマイナス極となっていて、基板の白塗りの方へ差し込みます。
C1に1000uFをはんだ付けします。先ほど同様、短いリードがマイナス極となってい流ので、基板の白塗りの方へ差し込みます。
完成
全て部品をはんだ付けすると、このようになります。
LEDの取り付け
フルスペクトラムLEDには色温度が5000K(白色)、3000K(電球色)、1700K(夕焼けの色)と3種類あり、色温度が低くなる程LEDの蛍光体の色がオレンジになっていきます。
LEDの角にはんだ付けするパッドがあり、+と書かれたパッドをLEDドライバのLED+に接続し、ーと書かれたパッドをLEDドライバのLEDーに接続します。
点灯時に5Wというかなりの熱が発生するため、LEDには大きな放熱板を取り付ける必要があります。LEDと放熱板とは放熱シリコンで接着します。またはシリコングリスを塗ってねじ止めします。
しばらく点灯し放熱板を触ってみて「熱っ!」と反応しまった場合は、放熱が足りていません。もっと大きな放熱板にするか、ファンが必要となります。
LEDドライバのPowerINの+とーに電源の線をはんだ付けします。
ENはーに接続するとLEDドライバがスリープします。端子に何も接続せずオープンの状態では、Enable(点灯)となっています。
PWMはLEDを調光するために使います。端子に何も接続せずオープンの状態では、明るさ100%となっています。
調光はアナログ的とデジタル的の2種類が可能です。
アナログ的には、印加する電圧を0.8Vから徐々に上げていくと、出力電流も徐々に低下していきます。
デジタル的には、3.3Vや5VなどのPWM波形を入力します。Lowで点灯、Highで消灯となっているため、PWMデューティ0%で出力電流が100%(最も明るい)となり、デューディ100%でOFF(消灯)になります。
光らせてみる
16V〜30VをPowerINに供給するとLEDが点灯します。
(上の写真の放熱版では放熱が全然足りず、扇風機で風を当てています。)
もし、点灯しなかった場合
IC、ダイオード、電解コンデンサ、LEDには極性があり、向きが決まっています。向きが正しいか確認してください。
はんだが正常についているか確認してください。電解コンデンサやダイオードなど、熱が逃げやすくはんだが付きにくい場合もあります。
または、全てのパッドをはんだごてて再加熱して、はんだを溶かしてみてください。
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