電子工作をする作業部屋の空気をきれいに保つため、24時間換気できるようにしました。
換気扇を買うか悩む
作業部屋には電子部品がたくさんあり、部品固有のにおいがあります。電子工作を得意としていますが、そのような化学的なにおいが好きではありません。
レーザーカッターを使用した時も、素材の煙のにおいがしばらく立ち込めます。
そのため、部屋の空気が24時間換気できたらいいのになと、日頃から思っていました。
24時間換気というと、上のような換気扇を取り付けて24時間稼働させておくのが一般的です。しかし壁に穴を開けて工事しないといけません。
窓に取り付けることができる商品で、換気扇と逆回転をする換気扇の2つがついた排気と吸気ができるジャストアイデアの「ウィンドゥツインファン」という物もありますが、うーん。ちょっと。こういうのではないかなぁという感じがします。
窓にエアカーテンをつけるというアイデア
換気扇を窓につけるという「ウィンドゥツインファン」から連想して、窓を少しだけ開けてそこにエアカーテンを取り付けるということを思いつきました。
網戸が見えないくらいだけ、少しだけ窓を開けておいて、その隙間にエアカーテンで外向きに風を送り出して換気します。少ししか窓が開いていないので、雨が降っても雨は入ってきません。
エアカーテンの機械の中に入っている、幅広く風が出る送風機のことを、「クロスファン」とか「クロスフローファン」と呼ぶようです。
エアカーテンの機械の値段は高いですが、クロスファンであれば安く買えます。
ローヤル電機から、様々なサイズや長さのACクロスファンが販売されています。AC式なので、コンセントに接続すれば回転します。あとは、ベニア板などでケースを作れば換気扇が完成。
このクロスファンを窓の隙間に縦に設置すれば、大掛かりな工事をせずに24時間換気の部屋になります。
ACクロスファンは直径が40mmの小型のものから、60mmの風量の大きな物まで色々あります。どれにしようか迷ってしまいます。
どのクロスファンにしようか、ケースの構造はどうしようか、あれこれ考えていると、私の考えを全てを無にする最適な商品を発見しました。
エレコム USB扇風機 FAN-U177BK
ケースに入った、ちょうど良いサイズの、USBで動作してしまう、クロスファンが売っているではないですか!しかも、ACクロスファンを買って作るよりも劇的に安いです。
これを買って、窓の隙間に縦に置くだけでいいのです。
購入
箱に描いてあるイメージ図は、フィンの間から冷気がガンガン出ていますね。別に冷えなくても風が出ればそれでいいんです。
サイズは縦置きすると、設置面は7cm角くらいで、高さが30cmです。本来はノートパソコンを冷やす物なんですね。
中にクロスフローファンが見えます。何も作ることなく、目的の姿の物が手に入ってしまいました。
設置してみる
窓を4cm程度開けて、風が出る面を外に向けます。網戸が見えない程度なので、雨が入ってくることはありません。
商品と一緒に箱に入っていた緩衝材が台座としてちょうど良いです。電源のコネクタの部分だけカッターで切り込みを入れれば、緩衝材が台座になります。モーターの回転による振動を吸収してくれるので振動音も発生しません。
本体の左側のスリットから空気が吸い込まれて、窓側のスリットから排気されます。
窓が4cm程度開いているので、扇風機の上部の開いているところから空気が入ってきて、自然に空気が循環するという仕組みです。
1週間後
とてもいいです。電子部品の化学的なツンとするようなにおいがする作業部屋だったのですが、そのようなにおいが無くなりました。部屋の空気がとてもよく快適です。
ただ今の季節、冷たい空気も入ってきてしまうので、足元が寒いのが欠点ですね。
窓の高さが120cmあるのですが、エレコムUSB扇風機は30cm。扇風機の上側が90cmも開いているので、冷気がどんどん入ってきます。あとで対策を考えます。
簡単に24時間換気扇が設置できました
とっても安価に、簡単に24時間換気が実現できました。作業部屋のにおいが無くなりとても快適です。
うるさくはないですがファンの音がするので、人がいる間はOFFになるような仕掛けを考えたいと思います。
コメント