レーザーカッターから出る煙を直接外へ排気できるように、窓を改造しました。
EtcherLaserProの煙
EtcherLaserProは、木材やアクリルなどをレーザーで自在にカットできる便利なレーザーカッターです。
とても便利なのですが、加工時に煙が出ます。これまで、排気ダクトを増設したり、
排気ファンを増設したり、
してきました。
しかし、劇的に改善するというわけではありませんでした。
今は排気ダクトの先端を窓に挟んで、カット中に発生する煙を外へ排気しています。しかし、いったん外へ出た煙が、開いている窓から入ってきてしまうという問題がありました。
そこで、窓に排気口を直接取り付ける改造をしてみようと思います。
窓にはめる板を探す
窓に板はめて、そこに排気口を取り付けることにしました。はめる板は雨が当たっても腐食せず、光も通す素材として、プラスチックでできたダンボール板であるプラダンという素材を選びました。
木の板では腐ってしまいますし、光も遮って暗くなってしまいます。アクリルの板にすると値段が高くなってしまいます。プラダンは、腐食せず光も通し、価格も安いのに加えて加工も楽です。
窓の高さが120cmあるので、それ以上の大きさの物をカインズホームで購入しました。幅90cm、高さ180cmというとても大きなサイズでした。
かなり大きな板です。
ここから幅16cm、高さ120cmを切り出します。
プラダンはカッターで簡単にカットできます。
こんな感じに、窓にはめるこむことができます。この板に排気口を取り付けます。
排気口マウンタを作る
排気ダクトには、直径75mmアルミ製の物を使っています。
ダクトの先端には、スリーブ用キャップを取り付けてあります。
このスリーブ用キャップのキャップを外し、
このように広がった部分を窓に挟んで固定して、排気してきました。
このスリーブ用キャップのキャップを、板に取り付けるマウンタに改造します。
キャップの内側にドリルで穴を開けていきます。
キャップの内側に穴が開きました。
カッターでバリを取ってマウンタの完成です。
プラダンにマウンタを取り付ける
先ほどカットしたプラダンに、マウンタと同じ大きさの丸い穴を開けます。
虫が入ってこないように網戸の網を取り付けました。
マウンタにホットボンドを塗って...
プラダンに取り付けます。
排気口のマウントが取り付けられました。
シーリング
パネルの隙間から風が入ってこないようにシーリングをします。ホームセンターで売っているスポンジでできた隙間テープでもいいのですが、ウレタンがかなり早く劣化してボロボロになるので、劣化しにくいエプトシーラーを使います。
プラダンの周辺に貼っていきます。
両面の周囲にエプトシーラーを貼り付けました。
窓の固定
プラダンを窓枠にしっかり固定できるように、右側の窓枠に突っ張り棒を取り付けます。
16cmから22cmの幅に対応する短い突っ張り棒です。
これらを、右側の窓枠取り付けて、プラダンを窓枠でしっかり固定します。
配管
スリーブ用キャップをマウンタに取り付ければ、配管の固定が完了します。
これで、排気した煙が再び部屋に入ってくることは無くなりました。
さて、次回はEtcherLaserPro本体から煙が出てこないように改造して、完全排煙を実現したいと思います。
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