透明のアクリル板に白いペンで絵を描くと、その部分だけが光ることが分かりました。
アクリル導光板
以前、アクリルにレーザーカッターで模様を描くことで、その模様だけが光る実験をしました。
透明なアクリルに光る模様を作るには、レーザーカッターで加工しないとできないと思っていたのですが、普通に購入できるペンでもできることがわかりました。
蛍光ボードマーカーで描く
レイメイ 蛍光ボードマーカーというペンを使います。いろいろな色がありますが、今回はホワイトを選んでみました。
このペンで、透明のアクリルパネルに絵を描きます。
LED照明を用意
LEDを複数並べて点灯できるようにしておきます。
四角いLEDの方が、光がアクリルに入りやすくて良さそうです。
アクリルを取り付ける
LEDとアクリル板をくっつけます。LEDの光がアクリル板の中を通るようになります。
暗いところで光らせてみる
おおおお。ペンで描いた絵だけが白く光りますよ。
白色LEDを、いろいろな色に変化するLEDに交換してみました。描いた絵の色がカラフルに変わるかなと思ったのですが、色が混ざってしまい白っぽい色になってしまいました。
色が変わるLEDの場合、あまり数を増やさない方が良いようです。
こんな感じに、絵の色が変わります。真ん中のLEDを電球色にしたので、LEDの強烈なRGBの色が、柔らかいパステル調の色になりました。
何度も書き直しができるよ
レイメイ蛍光ボードマーカーは、ホワイトボードマーカーのようにティッシュなどで拭き取ることで、絵を消すことができます。
そろそろクリスマスなので、クリスマスツリーを描いてみます。
これは楽しいですね。好きな絵を描いて、その絵がイルミネーションになります。
この仕組みを使って、手軽に遊べる光るお絵かきボード装置を作ろうと思います。
ケースの作成
MDFをレーザーカッターでカットして、ケースを作りたいと思います。
レーザーカッターで加工するデータを生成してくれる便利なサイトがあるので、基本となる箱のデータを作ってもらいます。
箱のサイズ、板の厚みなどを設定すると、このような展開図のSVGファルが生成されます。
生成された箱のデータを元にして、アクリルパネルを差し込むスリットや、スイッチの穴などを追加します。
レーザーカッターEtcherLaserProでMDFをカットします。
ケースのパーツが切り出されました。組み立ててみましょう。
ケースが完成しました。
導光板を作る
アクリルの板をカットするデータを作ります。スノードームのような丸い形状にしてみました。
レーザーカッターでカットします。
導光板が出来上がりました。
おおおおお。いいじゃないですか。かわいいですね。
基板の作成
最後に基板を作成します。LEDが3つあるだけの簡単な回路です。装置の名前は「光るお絵かきボードwithパーティーモード」にしました。電球色に光るモードと、カラフルに色が変化するパーティーモードが選べるようにしてあります。
この基板を3枚面付けしてPCBWayに発注します。
PCBWayは面付けされたサブ基板全てに不良がない(全てが良品)という設定があります。X-out Allowance Panelを「いいえ」に設定します。
また、基板の製造過程で基板に製造管理番号が印刷されてしまうのですが、これも印刷されないように設定できます。「追加のPCB製造番号をボードに追加しない」をチェックします。
あとは、基板の色を白色に、表面処理を金メッキに設定しました。
カートに追加するとPCBWayで基板データのチェックが行われます。PCBWayはこのチェックがとても早いです。今回は数分で完了しました。データチェックが完了すると支払いに進むことができます。
配達業者を選択して「注文する」をクリックすれば発注完了です。
基板が届いたら、組み立ててみたいと思います。
2022.11.17 つづきはこちらです。
コメント
白色の極細のペンでオススメはありますか?
コメントありがとうございます。
レイメイ 蛍光ボードマーカー 細字 ホワイト LBM202W
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が描きやすくて使っています。
複数の色が入っているセットもあります。
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これでカラフルに描いても楽しいのではないでしょうか。