光るお絵かきボードwithパーティーモードキットの作り方をご紹介します。
完成すると、こんな感じになります。ぜひ作って楽しんでください。
組み立てに必要なもの
はんだごて
長く使うのであれば調温式がおすすめです。温度設定もできるだけでなく、加熱が速いためにコンセントにつないですぐに使えるようになります。熱が逃げやすい大きな部品をはんだ付けする際にも加熱する力が強く、はんだ付けがしやすいです。
はんだごて台
金属の小手先クリーナーは、スポンジに水を染み込ませた物と違って、先端を拭いてもこて先の温度が下がりません。また、使うたびに水を染み込ませる手間もなくとても便利ですよ。
はんだ
太さがいろいろあります。細いとたくさん溶かす必要があり、太いとはんだ量が多くなってしまいます。0.6mmがおすすめの太さです。
ニッパー
このニッパーは刃先まで結構丈夫で、長く使っています。
単4電池 3本
キットを動作させるために必要です。
ひと通り100円ショップでも揃えられます
値段は100円以上する物もありますが、これらの工具一式は100円ショップでも揃えられます。
それでは組み立てていきましょう。
ケーブルをはんだ付け
青と白のケーブルと、電池ボックス、基板を使います。
青いケーブルを、アオと書かれたスルーホールの横にある穴の裏から通します。
ケーブルの先端を、アオと書かれたスルーホールに差し込みます。
基板の裏側ではんだ付けします。スルーホールから飛び出した、余分な導線はニッパーでカットします。
白いケーブルも同様に、基板の裏から通して、先端をシロと書かれたスルーホールに差し込みます。
基板の裏ではんだ付けします。
電池ボックスの黒いケーブルも同様です。基板の裏から通して、クロと書かれたスルーホールに先端を差し込みます。
基板の裏ではんだ付けします。
基板へのケーブルのはんだ付けは完了です。
パネルにスイッチを取り付ける
赤と黒のスイッチと、フロントパネルを使います。
フロントパネルのPowerと書かれた穴に、赤いスイッチを押し込みます。スイッチには向きがあり、|のマークが上、○のマークが下です。デジタルは1と0の信号を扱いますが、1がON、0がOFFと同じと考えると覚えやすいです。
Partyと書かれた穴に黒いスイッチを押し込みます。=のマークが上、−のマークが下の向きにします。
フロントパネルにスイッチが取り付けられました。
スイッチに抵抗を取り付ける
先ほどのフロントパネルと、抵抗を使います。
右側のスイッチの上の端子の穴に、抵抗のリードを差し込みます。
抵抗のもう片方のリードを、左のスイッチの上の端子の穴に差し込みます。
左のスイッチの穴を通ったリードを、横に向けます。
右のスイッチの穴を通ったリードを、左のスイッチの下の端子の穴に通します。
スイッチの端子の各穴に、上の写真のように抵抗のリードが通ります。
リードが通った3か所の端子を、はんだ付けします。
スイッチに抵抗が取り付けられました。
LEDの取り付け
基板と、LEDを使います。
LEDは、形は同じですが2種類あります。樹脂の中のLEDチップが、銀色をしているLED(写真左)がRGB LEDです。樹脂の中に黄色い丸が見えるLED(写真右)がウォームホワイトLEDになります。
RGB LEDを基板の左右に取り付けます。LEDには極性があります。長いリードが+(プラス)、短いリードが-(マイナス)です。
LEDを基板に差し込むと、2つとも右側が長いリードになります。LEDは真上を向くように取り付けます。
LEDの片方をはんだ付けします。
LEDが傾いていないか確認します。もし傾いていたら、先ほど付けたはんだを、はんだごてで溶かして、向きを調整します。
LEDが真上を向いていたら、もう片方のリードをはんだ付けします。
RGB LEDのはんだ付けができました。
続いてウォームホワイトLEDを、基板の真ん中に取り付けます。長いリードが+(プラス)です。
LEDのはんだ付けが完了しました。
スイッチと基板を接続
フロントパネルのスイッチに、基板のケーブルを接続します。
赤いケーブルを、右のスイッチの下の端子の穴に通します。
赤いケーブルをはんだ付けします。
白いケーブルを、左のスイッチの真ん中の端子の穴に通します。
白いケーブルをはんだ付けします。
青いケーブルを、左のスイッチの上の端子にはんだ付けします。穴がはんだ付けで塞がっていて、少しはんだ付けが難しいです。
スイッチの端子に多めにはんだを付けておきます。はんだごてではんだを溶かしながら、青いケーブルをはんだの中に入れると、うまくはんだ付けできます。
スイッチと基板の接続が完了しました。
光るかどうか動作チェック
以上で、はんだ付けは全て完了です。電池を入れてLEDが光るか確かめてみましょう。
電池ボックスに単4電池を入れます。電池ボックスのバネがついている方に、電池のマイナス極を入れます。真ん中の電池だけ電池の向きが逆になっているので注意してください。
Powerと書いてある赤いスイッチをONしてみましょう。真ん中のウォームホワイトのLEDが点灯します。
赤いスイッチはそのままに、Partyと書いてある黒いスイッチの=のマークをONしてみましょう。3つのLEDが全て点灯します。
点灯しない場合
電池の向きをチェック
電池ボックスのバネ側に電池のマイナス極がささっているか確認してください。または、新しい電池を使ってみてください。
LEDの向きのチェック
LEDの向きが正しいか確認してください。基板に書いてある「光るお絵かきボードwithパーティーモード」の文字を手前にして、横からLEDの中の構造を見てみます。3つとも左側に三角形があれば、LEDの向きは正しいです。もし、右側についていたら、LEDを付け直してください。
はんだが正常についているか確認してください。各はんだを、はんだごてでもう一度溶かしてみてください。
スイッチとケーブルの接続が、上の写真と同じかどうか確認してください。
以上のチェックをしても光らない場合は、LEDが不良の可能性があります。Lab[a]kohacraft.comまでご連絡ください。新しいLEDをお送りします。
電池ボックスの固定
組み立てた回路と、「Battery Holder」と書かれた底板を使います。
電池ボックスの裏に貼ってある、両面テープの白い紙をはがします。
底板を「Battery Holder」の文字が見える向きにます。電池ボックスは、ケーブルが右になる向きにします。「Battery Holder」の四角い枠の中に、バッテリーボックスを貼り付けます。
底板にバッテリーボックスが取り付けられました。
箱の組み立て
底板に矢印と「Front」を書かれた場所に、フロントパネルをはめ込みます。はめ込む少し力が必要かもしれません。
スリットのある小さな板が横板です。2枚ありますが、どちらも同じ形状です。
スリットが上になる向きにして、電池ボックス側の側面に、はめ込みます。
基板の矢印と「フロントパネル」と書かれた面を、フロントパネル側へ向けます。
基板を横板のスリットに差し込みます。
もう一枚の横板を用意します。
横板のスリットに基板を差し込み、右側にはめ込みます。
横長の板を用意します。
電池ボックスが隠れるように、手前の面にはめ込みます。
長いスリットの開いた板を用意します。
この板を箱の上にはめ込みます。左右の向きはありません。
本体が完成しました。
お絵かきボードの用意
薄い黄色の板が、お絵かきボードです。
薄い黄色の紙は、アクリル板を傷から守る保護シートになっています。保護シートの端にテープを貼って、上に引っ張り上げると保護シートがはがれます。
保護シートは両面に貼ってあります。裏面も保護シートをはがします。
透明なお絵かきボードになりました。
お絵かきボードを、本体のスリットに差し込めば、キットの完成です。
絵を描いてみよう
付属の白いペンで、お絵かきボードに絵を描きましょう。テーブルが白い場合には、色の暗い下敷きなどを敷くと、描いた絵が見やすくなります。
間違えてもティッシュで拭けば、絵を消すことができます。小さいところを消したい場合には、綿棒を使って消すといいでしょう。
水で濡らしたティッシュで拭くと、全体を綺麗に消せます。
光らせてみよう
Powerと書かれた赤いスイッチをONすると、絵が光りだします。ウォームホワイトに光るのがノーマルモードです。
Partyと書かれたスイッチをONすると、パーティーモードになり様々な色に変化します。パーティーモードは=のマークをONにすると明るく光り、-のマークをONにすると暗く光ります。
綺麗に光り輝きましたか?
自分で描いた絵が、イルミネーションになるって素敵ですね。
何度も消して書き直せるので、家族のいろいろなイベントで使ってください。
電池交換の方法
ケースの横にある穴に、マイナスドライバーを差し込んで、底板をこじ開けます。
電池交換し、底にはめれば電池交換の完了です。
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