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たった500円でEtcherLaserProから煙が漏れないようにする改造方法

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レーザーカッターEtcherLaserProから、煙が漏ずにおいから解放される簡単な方法がわかったのでご紹介します。

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EtcherLaserProの空気の流れ

レーザーカッターEtcherLaserProは、装置の奥にレーザー管が入っていて、装置背面のスリットから空気が取り込まれます。取り込まれた空気は、装置の手前にあるスリットへ入り、装置の下へと流れます。

スリットを通った空気は、フィルタを通って奥に見えるファンによって装置の背面へ送られます。フィルタが入る空間の左右には、冷却装置と、電源制御回路があり、金属の板で仕切られています。

装置の裏には排気ダクトが接続されていて、加工で出た煙はこのダクトから外部へと排出されます。

しかしながら、このルートのどこかで煙が漏れて、加工中の煙のにおいが部屋じゅうに充満してしまいます。

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煙の漏れを塞ぐアイテム

今年の夏に、寝室にエアコンを取り付けました。エアコンの取り付け業者さんが、取り付けの最後にエアコンのダクトと壁の穴の周辺に粘土みたいなのを貼り付けました。

この粘土みたいな物って、屋外で何十年経っても劣化せずに、壁の穴を塞いでくれています。レーザーカッターは長く使う機械なので、このような劣化しにくい素材を使うということは重要なポイントです。長寿命なこの粘土みたいなので、EtcherLaserProの装置内の隙間を埋めて、煙の漏れを防いでみようと思い付きました。

早速ホームセンターに行って、エアコン工事関連の売り場へ行ってみました。あの粘土みたいなのは「エアコン配管用パテ」という物でした。

200gの物が1個100円です。

最初に言っておきますが、あちこち隙間を埋めたのですが、なかなか煙の漏れが収まらなくて結局5回もホームセンターに足を運んでしまいました。200gの物を4,5個買うか、始めから1kgの大きな物を買うといいでしょう。

エアコン配管用パテは、袋から取り出すと結構ベタベタしていて、机にそのまま置くとくっつてしまいます。クッキングシートの上に置くと、くっつかずにすみます。

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加工エリアからの漏れを止める

まずは、加工エリアにある隙間を埋めていきます。ここで一番大きな隙間が右奥にあります。

電源制御基板のある部屋から、ここの穴を通ってケーブルが出ています。この穴の隙間をパテで埋めます。

こんな感じです。

多分、これはあまり重要でないかもしれませんが、加工エリアの壁と床にある隙間を埋めます。

床面と壁の間を塞いでいきます。

奥側も同様に塞いでいきます。

以上で、加工エリアの隙間は埋まりました。

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前面カバーの隙間を埋める

これは、煙かどこから漏れているのか調べている時に撮った写真です。前面のカバーを外して、フィルターのある部分にラップをして、排気ファンのパワーを100%にしています。強力な排気によってラップが中に吸い込まれています。

加工エリアの煙をこのフィルター室に引き込むためには、カバーの密閉性が重要そうです。そこで、前面カバーの隙間も埋めます。

カバーと凸の部分の金具との間に隙間があります。また、穴も開いています。

これらをパテとアルミテープで埋めます。アルミテープでなくてセロハンテープでもいいと思います。

凸の金具は、前面パネルの両サイド2か所あります。

もう片方もパテとテープで隙間を塞ぎます。

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フィルタ室の角

これは、やらなくてもいいかもしれませんが、このフィルター室の密閉性を上げるために、角にある隙間もパテで埋めました。

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背面側のケーブルの穴を埋める

背面のカバーを開けます。ここの作業には六角レンチが必要です。100円ショップで売っています。

中央にフィルターがありますが、これも外します。

このファンが3つある部屋は、排気ダクトへ空気を押し出すためのとても重要な部屋です。この部屋に隙間があると、強い力によってその隙間へも煙りが押し出されてしまいます。

この排気ファンの部屋の両サイドに、ケーブルを通すための穴が開いています。

これは右側の穴です。この穴をパテで埋めます。

左側もこのように埋めます。

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排気ファンの部屋の密閉性を上げる

排気ファンのある部屋から空気が漏れないよう、この部屋の全ての角をパテで埋めていきます。

指が入りにくいですが、下側も埋めていきます。

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背面カバーの隙間を埋める

前面パネル同様、背面パネルにも隙間があります。排気ファンのこの部屋はとても空気を押し出す力が強く、小さな隙間でもそこから排気が漏れてしまいます。

パテで埋めます。

左右にある金具の裏も埋めます。

これで、背面パネルの隙間は埋まりました。

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排気室を完全密閉にする

背面カバーを取り付けた後に、装置と背面カバーとの接合部分を全てパテで埋めていきます。

上下左右4つの辺を全てパテで塞ぎます。

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排気ダクト板の隙間を塞ぐ

排気ダクトの板を取り付けて、この板と装置との隙間をテープで塞ぎます。

以上で改造は完了です。

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完全排気型EtcherLaserPro誕生

カット中にガンガン煙が出ても、部屋に煙が漏れてきません。煙を吸い込む力も強くなったような気がします。排気口を窓に取り付けたので、煙は全て外へ出ていきます。

30分MDFをカットし続けても、

においの強いアクリルをカットしても全然大丈夫です。

におい問題から解放されて、欠点のないとても素晴らしいレーザーカッターEcherLaseProになりました。

たった500円でできる改造なので、絶対お勧めします。

これ👇👇👇は完全排気になったEtcherLaserProで作りました。

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