PR 記事には広告が含まれています
スポンサーリンク
Translate

PCBAを頼んだSTCの8051コアマイコン用のUSB-UARTの書き込み機が届いたので動作確認しました

スポンサーリンク

どうもkohaniiです。

以前STCのマイコンの書き込み機を設計してJLCPCBに基板の制作と実装をお願いしました。

この記事で設計して、

この記事で発注しました。

その後完成品が届いたので確認してみます。

スポンサーリンク

開封

周りの袋から取り出すと普通のダンボールが出てきました。
いつものJLCPCBでは青色のダンボールに白でロゴが描かれているものが届きますが、今回は普通のダンボールです。

裏面では透明なテープで止められています。

段ボールを開けると赤いプチプチにシールが貼ってあるものが出てきました。

ダンボールには赤プチプチ以外は入っていません。

よく底を見ると四角に「7」のハンコが押されていました。
この先縁起が良さそうです。

取り出しだ赤いプチプチの袋はこんな感じです。
そこそこの重さがあり厚みがあります。

シールには静電気注意のシールと基板の識別用のシールが貼ってあります。

スポンサーリンク

基板

プチプチの袋の周りの透明のビニールを剥がしてプチプチをめくると基板が出てきました。

プチプチの中にはさらに静電防止の発泡スポンジがあり、その上に実装済みの基板が挟まっています。
スポンジには2枚の基板が裏同士を重ねて載っています。
頼んだ基板は5枚(1枚あたり2つ面付け)ですので、2ペアと1枚が入って合計5枚でした。

基板を1枚取り出すとこんな感じです。
見た感じしっかり問題なく実装されています。

拡大してよく見てみてもブリッジなどの問題は確認できません。
自宅でリフローするよりは確実に綺麗に実装されています。
セラミックコンデンサの端子部分が少し赤くなっているのは気になりますが、機能上は問題ないはずです。

面付けを折る

今回の基板は、基板と基板を繋ぐ部分と、捨て基板を繋ぐ部分をドリルのミシン目で接合したので、力を加えると取れるようにしました。
実際にやってみるとしっかり折れることが確認できました。
しかし面付けのミシン目の幅が少し広かったようで結構な力が必要なこともわかりました。

折れた接合部を拡大するとこのようになっています。
このミシン目の部分からしっかり折れました。

試作品

余談ではありますがこの基板の設計後に試作をプロトタイプ基板で作っていました。
LED以外の回路はすべて同一で、抵抗やコンデンサがスルーホール部品になっているなど少し違いますが動作は同じです。
動作と定数の確認で作りましたが特に問題なく、最初の設計時の回路には無かったシリアルのLEDはこの試作基板からの逆輸入です。

今回の完成済み基板と比べると、かなり小型化に成功したことがわかります。

スポンサーリンク

動作テスト

取り外した基板で動作テストしてみます。

パソコンにMicro-B USBケーブルで接続するとPWR GOOD LEDがしっかり光りました。
これはパソコンのドライバーなどは関係なく電源が入っていると光ります。

マイコンに書き込むのでブレッドボード用の配線が刺さるようにメスのピンヘッダをはんだ付けしました。

マイコンに書き込み

試しにSTC8G1K08-38I-DIP20に書き込んでみます。

DIP-20のマイコンで、ブレッドボードに刺さるのでブレッドボードで書き込みます。

書き込む回路は以下のようになります。
電源電圧は5Vに設定しました。
なおリセット用のRSTは書き込みには必要ありません。

実際に書き込む様子を映像で撮影しました。
書き込み中に光っているLED部分を編集でズームしています。

最初にRTSが赤く光った直後にPWR GOODの緑色が一瞬消えて光った後に書き込みが開始されます。
そして書き込むデータをやり取りするためにRxとTxが点滅を繰り返しています。

UARTの通信をするプログラムを書き込んで、受信が確認できたので書き込みは成功していて動作が確認できました。