USBコネクタの基板をJLCPCBに作ってもらい、街灯のような形の曲がるLEDライトが太陽電池の実験で使えるようになりました。
前回までのあらずじ
LED電球を小さくしたような可愛いミニチュアLEDライトの他に、街灯のような形の曲がるLEDライトを見つけました。
この曲がるLEDライトも、太陽電池の実験セットで使えるかなと思ったのですが、キットに使っているUSBコネクタの向きが逆で、LEDが反対を向いてしまうことがわかりました。
そこで、USBポートの向きがこれまでと反対を向いた基板を、JLCPCBに発注しました。
JLCPCBから基板が届く
10日ほどで注文していた基板が届きました。
今回の基板は、基板の角を丸くするために、基板の四隅に穴があいています。上の「HOLE」と書かれた部分です。コネクタ基板をたくさん面付けしたので、穴もたくさん開いています。
たくさんの穴がありましたが、設計した通りきれいに加工されていました。
部品をはんだ付け
それでは、基板に部品をはんだ付けしていきます。今回はピンヘッダとUSBコネクタだけとシンプルです。
まずはピンヘッダをはんだ付け。基板に垂直になるように気を付けてはんだ付けします。
続いてUSBコネクタをはんだ付けします。
USBコネクタ基板が完成
捨て基板から基板を分離します。
左がこれまでのUSB基板。右が新しいUSB基板です。USBポートが上下逆さまになっています。基板の角も丸くなりました。いい感じです。
LED装着
これまでのUSB基板から、新しいUSB基板に交換します。
曲がるLEDライトをUSBコネクタに刺します。無事にLEDがこちら側に向くようになりました。
ケースも作っちゃおう
太陽電池の実験が終わった後も、引き続き使い続けて頂けるように、ケースを作ることにしました。
MakerCaseのサイトで箱の展開図を生成してもらいます。
生成してもらった展開図に、穴や刻印の文字を追加します。
レーザー加工機のソフトSmartDIYsCreatorで、加工データを読み込みます。レーザー加工機Etcher Laswr Proはカメラが搭載されていて、どこを加工するか画像を見ながら設定できます。そのため、加工済みの穴が開いた素材でも加工できます。
設定した場所に、ケースの板が切り出されました。
ケースの部品ができました。
ケースの組み立て
ブロックのように凸凹を組み合わせて、ケースを組み立てていきます。ケースの中に、実験で使ったブレッドボードを収納し、人感センサをフロントパネルの穴から出します。
ケースが完成しました。
LEDライトを装着
USBコネクタにLEDライトを刺してみます。ミニチュアLED電球だとこんな感じ。
曲がるLEDライトだとこんな感じです。
太陽電池が発電した電気は、ケースから飛び出しているスーパーキャパシターに蓄電されます。暗くなって人が近づくと、フロントパネルにある人感センサが反応してLEDライトが光ります。
使ってみる
出窓に置いてみました。街灯みたいにLEDが光ります。
こちらは上下逆さまにして、出窓の天井に貼り付けてみました。ケースの裏に太陽電池を貼り付けました。
大成功
曲がるLEDライトも使えるようになって、ケースもできました。太陽電池の実験が終わった後も、ずっと使い続けることができるようになりました。
太陽電池実験セットはこちらで販売しています。
以前この実験セットをご購入頂いた方で、組み立て式ケースをご希望の方には無料でお送りさせて頂きます。後に、ご購入頂いた時のメールアドレス宛にご連絡させて頂きますが、もし届かない方がいらっしゃいましたら、shop[@]kohacraft.comまでご連絡ください。
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