分光器ができたので、いろいろな色のLEDのスペクトルを見れるよう、カラーチャートの基板をPCBWayに発注しました。
まずは試作
ユニバーサル基板にLEDを実装
いろいろな色のLEDを購入して、ユニバーサル基板にはんだ付けしました。
さらに、特徴的なスペクトルのネオン管も取り付けます。そのため、以前作ったネオン管用の高電圧DCDCコンバータも基板に実装します。
光らせてみよう
いろいろな色の光、綺麗ですね。下段は虹のように七色のLEDが光っています。
中段右側は信号に使われているLEDの色。左上は白色LEDとRGB LEDを全点灯させた白色。右上がネオン管となっています。
スペクトルを見てみよう
まずは虹のような7色のLEDです。
青が左の方にスペクトルのピークがあり、赤くなるにつれて右へと移っていきますね。
信号機の3色です。
特徴的なスペクトルのネオン管です。
いろいろなスペクトルを見ることができて、とても楽しいです。
ちなみに、ここで使わている水色は、以前中国のLEDメーカーに特注で作ってもらった物です。
KiCadで基板化
楽しいことがわかったので、専用基板にして発注しようと思います。基板の表面はLEDとネオン管など光る部品のみを実装し、裏面にバッテリーホルダーや高電圧DCDCを実装しようと思います。
そのため、今回は両面に部品を実装する基板になります。
こちらが裏面です。3枚面付けして、いつも使っているオーブンに入る横幅20cm程度としました。
高電圧DCDCコンバータは、ネオン管を光らせるために90V程度を発生しています。触ると感電してしまうので、シールドケースに入れようと思います。
シールドケースは、以前鉛バッテリーの過放電プロテクタを作った時に使いました。
サイズは違いますが、このシールドケースを高電圧DCDCの上から被せて、感電しないようにしたいと思います。
PCBWayに基板を発注
基板の色を艶消しブラックにしたいので、艶消しブラックのレジストを製造することができるPCBWayに基板を発注したいと思います。
製造パラメータの設定
- 作ってもらう基板は面付けした基板なので、基板の種類を「面付け」にします。X-outは面付けした基板のどれかに製造不良があってもいいかどうかを選択します。製造不良が無い方がいいので「いいえ」を選択しました。
- 基板の色(レジストの色)を選びます。黒(つや消し)を選びます。
- 機械を使ってはんだペーストを印刷する場合にはメタルマスクに枠が必要なのですが、機械を使わないので「枠なしメタルマスク」を選びます。
- 今回の基板は両面に部品を実装します。そのため、メタルマスクも両面必要です。メタルマスクの製造費用を抑えるために、基板の表と裏の両方を1つのメタルマスクに収めてしまうのが一般的です。しかし、サイズが大きくなり収納に困るので、表と裏と別々に作ってもらうことにしました。
- 画鋲を使ってメタルマスクと基板の位置合わせをするように基板データを作ってあります。メタルマスクにも穴が開くように「レーザーが通る」を選びます。
- メタルマスクは、そのままのサイズは190x290mmと、とても大きなサイズです。私は基板のサイズ+20mm程度のサイズにカットしてもらっています。
以上で、設定は完了です。右側の「カートに入れる」をクリックします。
画鋲でメタルマスクと基板との位置合わせをするデータの作り方は、こちらをご覧ください。
ガーバーファイルのアップロード
ガーバーファイルをアップロードして緑色の「今すぐ注文する」をクリック。
基板データのチェック(レビュー)が始まります。PCBWayはこのチェックがとても早く、早い場合は数分で終わります。今回は早朝だったこともあって数10分かかりました。
発注
データのチェックが完了すると、メールが届きます。右下にある「チェックアウト」をクリック。
運送業者を選択して右側の「注文する」をクリックします。支払いのウィンドが表示され、支払いを行います。
製造が開始されました。
艶消しブラックの基板はどんな感じでしょうか。届くのが楽しみです。
2023.7.18 追加
追加終わり
2023.7.21 追加
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追加終わり
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