ちょっとした変換基板は、JLCPCBでついでに注文するととてもお得に作れることがわかりました。
JLCPCBの基板製造費は$2から
JLCPCBの基板製造は、最低たった$2で作れてします。と言っても$2の基板だけを注文すると送料を入れると結構高くなってしまうので、何か基板を注文するついでに、ちょっとした基板を合わせて注文することで、ちょっとした基板がとても安く作れてしまいます。
ピッチ変換基板を注文してみる
そこで、何かとよく使うSMDパッケージのICをDIPに変換する、ピッチ変換基板を注文してみることにします。
この基板を8x8に面付けしました。これだけで64個もの変換基板になります。
JLCPCBのサイトでガーバーファイルをアップロードして、製造パラメータを設定していきます。
注文する基板は、8x8に面付けされた基板なので「Delivery Format」を「Panel by customer」に変更して、「Column」「Row」を8に設定します。
面付けされた基板なので$2で作れるというわけではないですが、64個×5枚という大量のピッチ変換基板が$8くらいで作れることがわかります。
もちろん面付けされていない基板であれば$2から作れるのでしょう。
さてこの変換基板は、以前紹介したニキシー管用DCDC基板を注文するのに合わせて注文します。
こうすることで、メインの基板の制作費用からたった数ドル増えるだけで、変換基板が手に入ります。
上の図は、金属部分の表面処理が鉛はんだの場合です。今回は、表面処理を金メッキに変更したので$25くらいになりました。それでも変換基板1枚あたり$0.08ととても安価です。
基板が届いたよ
ニキシー管用DCDC基板と一緒に、変換基板が届きました。
安価ですがとても綺麗な仕上がりです。
1mm厚の基板にしたので、一般的に売られている変換基板のように、折り曲げることでVカットの部分から簡単に切り離せます。
それではSMDの8ピンICを実装してみましょう。
ピッタリ実装できました。
この変換基板は向きがわかりやすいように、DIPのICみたいに1番ぴんと8番ピンの間に切り欠きを入れてみました。
ピンヘッダをはんだ付けします。スルーホールは、普通の太さのピンヘッダが刺さる直径にしました。安価なピンヘッダが使えるので、さらに手軽に使うことができます。
JLCPCBについでに注文するとお得ですよ
JLCPCBでは、何か基板を注文するついでにちょっとした基板を合わせて注文すると、とてもお得に基板が作れちゃうというお話でした。
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