アスキーストアで入荷待ちの「マジックルーペ」と同じような物がAliexpressでも売っていたので買ってみました。
購入したのは、この商品です。
探していたらAmazonでも売っていました。
内容物
届いた箱の中には、本体の他に、マニュアル、充電用のUSBケーブル、ストラップと収納袋が入っていました。
こちらがマニュアルです。
Mボタンを押すと電源が入って、ズームの切り替えができます。ズームは、3段階。
太陽のようなマークのボタンを押すと、LEDが点灯します。白色と紫外っぽい色の2色です。
こちらがモニターとスイッチのある表の面。
こちらが、カメラとLED照明のある裏面です。
早速見てみよう
マニュアルがどの程度拡大できるか試してみましょう。このような角度で撮影すると...
ピンボケです。
マニュアルの上にマジックルーペを載せます。
ピントがピッタリ合いました。このルーペは、虫眼鏡みたいに持って観察するのではなく、対象物の上に載せて観察するという使い方のようです。
最大ズームにするとこんな感じです。ズームは光学的なズームではなく、デジタルズームです。
最大ズームで、0.5mm刻みのスケールを撮影してみました。かなり拡大できます。
はんだ付けした部分を見てみたい
当初の予定では、このようなICのはんだ付け部分を拡大して見たいと思っていました。このICは0.5mmピッチです。左側のコンデンサは1005M(0402)のサイズです。
このように斜めから見ようとすると...
全くピントが合いません。
基板の上に載せて真上から見るとピントが合います。これは最大ズームです。
1005M(0402)のコンデンサです。
綺麗にはんだ付けできているか、斜めから観察したいのですが、真上からしか見ることができません。
レンズフードを取り除く
斜めに見るときにレンズフードが当たって、対象物に近寄ることができません。そこで、レンズフードを取ってしまいましょう。
ニッパーでカットして、
やすりで削り落とします。
レンズフードが無くなりました。
ちょっとだけ斜めから観察できるようになりました。
ピントをもう少し遠くに合うようにする
上の写真のような距離でピントが合うように、レンズを調節したいです。
レンズの部分を回そうとしましたが、回りません。これは分解するしかありません。
レンズの周りのすりガラスのようなシートを剥がすと、3つネジがありました。ネジの他に2箇所に爪があります。
爪の右側の持ち手部分にはLiPoバッテリーが入っています。写真のように右側から何かを差し込んで、カバーを開けようとするとLiPoバッテリーを傷つけて発火する恐れがります。何かを差し込んでカバーを開ける際には、右側の持ち手側からではなく左側のカメラ側から行いましょう。
黒いカバーを外すとレンズが見えました。
このレンズを反時計まわり(時計のまわり方と反対)に回すと、ピントが遠くに合うようになります。レンズをラジオペンチで挟んで回転させるのですが、ジオペンチが滑ってうまく回せません。間違えるとレンズに傷をつけてしまいます。慎重に作業をしましょう。
斜めからでもピントが合うようになりました。
しかし、遠くにピントが合うようになったのはいいですが、対象物から離れてしまったために、小さく写るようになってしまいました。上の写真は最大ズームの状態です。
上の写真はIPhoneのウルトラワイドレンズを使ったマクロ撮影です。これを見ると、マジックルーペでなくても、IPhoneでいいんじゃないかという気もしてしまいます。
いやいや何とかしたい
IPhoneでもいいかもしれませんが、買ってしまったのだからマジックルーペを使いたいんです。
しかし残念なことに、レンズを回転させるときにジオペンチが滑って、何度もレンズに傷をつけてしまいました。そのため、モヤのかかったような映像になってしまいました。
使われているレンズは、ネジの部分がM6でピッチが0.35mmのようでした。
レンズの大きさから広角レンズのようです。もっと画角の狭いレンズを探して、対象物から離れていても大きく見えるようなマジックルーペに改造したいと思います。
2024.3.27 続きはこちらです。
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