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中華版マジックルーペを使い始めてすぐ分解してしまいました

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アスキーストアで入荷待ちの「マジックルーペ」と同じような物がAliexpressでも売っていたので買ってみました。

購入したのは、この商品です。


Digital Display Frequency Magnifying Glass 60/80/100X with Three Multiples Switching Portable Microscope

探していたらAmazonでも売っていました。

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内容物

届いた箱の中には、本体の他に、マニュアル、充電用のUSBケーブル、ストラップと収納袋が入っていました。

こちらがマニュアルです。

Mボタンを押すと電源が入って、ズームの切り替えができます。ズームは、3段階。

太陽のようなマークのボタンを押すと、LEDが点灯します。白色と紫外っぽい色の2色です。

こちらがモニターとスイッチのある表の面。

こちらが、カメラとLED照明のある裏面です。

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早速見てみよう

マニュアルがどの程度拡大できるか試してみましょう。このような角度で撮影すると...

ピンボケです。

マニュアルの上にマジックルーペを載せます。

ピントがピッタリ合いました。このルーペは、虫眼鏡みたいに持って観察するのではなく、対象物の上に載せて観察するという使い方のようです。

最大ズームにするとこんな感じです。ズームは光学的なズームではなく、デジタルズームです。

最大ズームで、0.5mm刻みのスケールを撮影してみました。かなり拡大できます。

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はんだ付けした部分を見てみたい

当初の予定では、このようなICのはんだ付け部分を拡大して見たいと思っていました。このICは0.5mmピッチです。左側のコンデンサは1005M(0402)のサイズです。

このように斜めから見ようとすると...

全くピントが合いません。

基板の上に載せて真上から見るとピントが合います。これは最大ズームです。

1005M(0402)のコンデンサです。

綺麗にはんだ付けできているか、斜めから観察したいのですが、真上からしか見ることができません。

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レンズフードを取り除く

斜めに見るときにレンズフードが当たって、対象物に近寄ることができません。そこで、レンズフードを取ってしまいましょう。

ニッパーでカットして、

やすりで削り落とします。

レンズフードが無くなりました。

ちょっとだけ斜めから観察できるようになりました。

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ピントをもう少し遠くに合うようにする

上の写真のような距離でピントが合うように、レンズを調節したいです。

レンズの部分を回そうとしましたが、回りません。これは分解するしかありません。

レンズの周りのすりガラスのようなシートを剥がすと、3つネジがありました。ネジの他に2箇所に爪があります。

爪の右側の持ち手部分にはLiPoバッテリーが入っています。写真のように右側から何かを差し込んで、カバーを開けようとするとLiPoバッテリーを傷つけて発火する恐れがります。何かを差し込んでカバーを開ける際には、右側の持ち手側からではなく左側のカメラ側から行いましょう。

黒いカバーを外すとレンズが見えました。

このレンズを反時計まわり(時計のまわり方と反対)に回すと、ピントが遠くに合うようになります。レンズをラジオペンチで挟んで回転させるのですが、ジオペンチが滑ってうまく回せません。間違えるとレンズに傷をつけてしまいます。慎重に作業をしましょう。

斜めからでもピントが合うようになりました。

しかし、遠くにピントが合うようになったのはいいですが、対象物から離れてしまったために、小さく写るようになってしまいました。上の写真は最大ズームの状態です。

上の写真はIPhoneのウルトラワイドレンズを使ったマクロ撮影です。これを見ると、マジックルーペでなくても、IPhoneでいいんじゃないかという気もしてしまいます。

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いやいや何とかしたい

IPhoneでもいいかもしれませんが、買ってしまったのだからマジックルーペを使いたいんです。

しかし残念なことに、レンズを回転させるときにジオペンチが滑って、何度もレンズに傷をつけてしまいました。そのため、モヤのかかったような映像になってしまいました。

使われているレンズは、ネジの部分がM6でピッチが0.35mmのようでした。

レンズの大きさから広角レンズのようです。もっと画角の狭いレンズを探して、対象物から離れていても大きく見えるようなマジックルーペに改造したいと思います。


Digital Display Frequency Magnifying Glass 60/80/100X with Three Multiples Switching Portable Microscope

2024.3.27 続きはこちらです