PCBWayから基板が届いたので、早速組み立ました。記事の最後にプレゼントもありますよ。
PCBWayのUVプリント基板
発注して届くまでに約3週間かかりました。UVプリントに時間がかかったようです。
基板下端の「kohacraft.com」の文字高は1mmです。また部品のシルク文字の文字高は0.8mmです。PCBWayのUVプリントは、細かい文字まで綺麗に印刷されています。
3ヶ月間のサービス開始直後と比べると、印刷品質が向上しています。3ヶ月前は、パッドの周辺の印刷できない領域が大きく、しかも大きく印刷位置がズレていることがありました。今回のUVプリントはパッドのギリギリまで印刷されていて、ズレもほとんどありません。
3ヶ月の間に、印刷技術が進化していました。
組み立て
クリームはんだの印刷
それでは、組み立てましょう。まずはクリームはんだを印刷します。ターゲットの基板をダンボールの上に置きます。
メタルマスクを上に置き、四隅に開けておいた穴にマップピンを刺します。
マップピンを刺すことで、基板とメタルマスクの位置がピッタリと合います。
基板とメタルマスクに開けた穴の直径は、0.75mmです。
メタルマスクの奥側にクリームはんだを載せます。クリームはんだは、家庭用オーブンでもリフローしやすい低融点鉛フリーはんだを使います。138度で溶けます。
金属の部分がしなるフレキシブルパテを使って、クリームはんだを手前に引き寄せながら、印刷します。
マップピンを使うことで、基板とメタルマスクの位置合わせが完璧なので、正しい位置にクリームはんだが印刷できました。
部品の実装
続いて部品を実装していきます。私はピンセットではなく、吸着ピンセット HAKKO394を使って実装します。
目的の場所に置いて、部品を離します。
極性のある部品は、テープの中に同じ向きに収納されています。そのため、必ず同じ向きに吸着できます。
実装する基板の向きを、吸着される部品の向きと合わせておくことで、吸着した向きのまま、部品を回転させることなく実装することができます。
ノズルを交換すれば、ICも吸着できます。
全ての部品の実装が完了しました。吸着ピンセットHAKKO394を使うことで、ピンセットに比べて断然速く実装することができます。
ノズルにはこれを使っています。
リフロー
庫内を熱風が循環する、テスコムのコンベクションオーブンでリフローします。
庫内に温度計を入れておいて、温度をモニターします。
温度を90度→130度→165度と変化させてリフローします。
冷却すればリフロー完了です。
動作テスト
#define LED_BUILTIN 33 void setup() { pinMode(LED_BUILTIN, OUTPUT); } void loop() { digitalWrite(LED_BUILTIN, HIGH); // turn the LED on (HIGH is the voltage level) delay(300); digitalWrite(LED_BUILTIN, LOW); // turn the LED off by making the voltage LOW delay(300); }
CH552はch55xduinoを使ってArduinoIDEでプログラムできます。ch55xduinoのスケッチ例にある、Lチカを書き込んで動作テストをします。
書き込む際にはCH552をダウンロードモードにするために、DLボタンを押しながらUSBケーブルを接続する必要があるのですが、面倒なので、CH552書き込み機を使います。
これを使えば、CH552書き込み機の「Download」ボタンを押すだけで、USBケーブルの抜き差しをせずにCH552をダウンロードモードにすることができます。
P33のLEDが点滅しました!!
全てのボードが正常にLチカして、動作を確認できました。
RGBフラッシュLEDをたくさん接続して光らせてみました。プログラムは以下のとおりです。
const int LED[] = {31,10,17,15,32,12,13,35,33}; const int LED_NUM = sizeof(LED)/sizeof(int); void setup() { for( int i=0 ; i<LED_NUM; i++) { pinMode(LED[i], OUTPUT); digitalWrite(LED[i], LOW); } for( int i=0 ; i<LED_NUM; i++) { digitalWrite(LED[i], HIGH); delay(100); } } void loop() { }
CH225GよりもIOピンが多いので、色々活躍しそうです。
CH552Tマイコンボードプレゼント
今回はPCBWay様のご協力により、たった今完成したCH552Tマイコンボードを先着10名様にプレゼント致します。ご希望の方は、下記のフォームでご応募ください。
頂いた個人情報は発送とサポートのみに利用し、安全のため発送後1ヶ月程度で削除致します。以降もサポートは致しますので、何かございましたら届いたメールに返信してお知らせください。
皆様のご応募お待ちしております。
マイコンボードはこちらでも販売しています。
さてH552Tで何を作ろうかな。
コメント