PCBgogoに発注していたPCBA(部品実装)基板が到着しました。早速組み立てます。
実装基板確認のメール
発注して2週間、実装サンプルの写真が送られてきました。
〇〇様
お世話になっております。PCBGOGO営業部の〇〇です。
ご注文について、実装サンプル出来ました。
サンプル写真の確認をお願いいたします。
ご確認の程、よろしくお願い致します。
PCBgogoから日本語でメールが届きます。日本の会社とやりとりしているようです。
実装サンプルで、確認しないといけないポイントは、極性のある部品(ダイオードやICなど)が正し向きに実装されているかです。実はKiCad上の部品の向きと、実装機の部品の向きは常に一致しているわけではありません。このため、オペレータが基板のシルク印刷を頼りに、実装される部品の向きを1つ1つ正しく設定しているのです。そこで、実装された向きが正しいかどうか、発注者側でも確認する必要があります。
今回の基板で極性がある部品は、マイコン1つだけです。1番ピンの向きが正しいか確認したところ、OKでした。
〇〇様
サンプルの写真ありがとうございました。
問題ありませんので、実装作業を続けて下さい。
よろしくお願いします。
日本語で返信します。日本語でやりとりできるので、PCBgogoすごく楽です。
基板が届く
実装確認から5日、発注から18日でPCBAの基板が到着しました。
基板はプチプチで厳重に梱包されています。
基板は1枚1枚帯電防止チャック袋に入っていました。
実装基板です!
当然ですが、はんだ不良はなく、とても綺麗な実装です。嬉しいです!!
組み立て
USBケーブルのはんだ付け
USBケーブルをはんだ付けします。
プログラムの書き込み
CH552書き込み機を接続して、ゲームパッドのCH552をダウンロードモードに設定します。
CH225書き込み機は👇を使っています。
![](https://www21.easy-myshop.jp/emsrsc/kohacraft/itemimg/76/item.76.3.jpg)
ゲームパッドのプログラムを書き込みます。
ゲームパッドのプログラムは、こちらの記事をファミコンコントローラ用に変更したものです。
無事にプログラムがダウンロードできました。
動作チェック
ファミコンエミュレータソフトを起動して、ゲームパッドが動作するか確認します。全てのボタンが正常に動作しました!
ファミコンコントローラを改造してみる
それでは、実際にファミコンのコントローラをUSBに改造してみましょう。
- ファミコンコントローラの背面のネジを、細いプラスのドライバーで取り外します
- 裏のカバーを外します
- 中の基板を取り出します
- USB化基板を取り付けます
- 背面のカバーを取り付けネジを締めます
- 完成!
ドライバー1本で、ファミコンのコントローラがUSBゲームパッドになりました。
このゲームパッドは、OS標準のドライバ(HID)でジョイスティックとして認識されて動作します。エミュレータソフトでも正常に認識して、ゲームがプレイできました!
また、レトロフリークでは付属のゲームパッドとして認識されるので、設定が不要です。
Iコンだけでなく、IIコンのUSB化キットも作りました。2人同時プレイも楽しめます。
IIコンはマイクを内蔵しているので、音に反応するゲームも楽しめてしまいます。
PCBgogoにPCBAを発注して、実装済みの基板を作ることができました。とっても楽でした。
完成したファミコンコントローラUSB化キットは、👇👇👇で販売しています。
![](https://www21.easy-myshop.jp/emsrsc/kohacraft/itemimg/52/item.52.7.jpg)
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