MC34063を使ったニキシー管用のDCDCコンバータの作り方をご紹介します。
組み立て
基板に部品をはんだ付けしていきます。高さの低い部品から取り付けていくと、組み立てやすいです。
1/6W 抵抗
小さい抵抗をはんだ付けします。
小信号ダイオード
ダイオードには極性があります。青い帯がある方がカソード(K)です。
2W 抵抗
ファストリカバリーダイオード
ファストリカバリーダイオードにも極性があります。銀色の帯がカソード(K)です。
IC
凹が上向きか、●マークが左上になるようにはんだ付けします。
トランジスタ
セラミックコンデンサ
コイル
リセッタブルフューズ
電解コンデンサ
電解コンデンサには極性があります。白い帯がある方がマイナスです。長いリードがプラスとなります。
多回転ボリウム
MOS-FET
文字が書いてある面を表にして、左からS D Gとなっています。文字面が基板の下向きになるようにはんだ付けします。
ピンヘッダ
ピンヘッダはカッターやニッパーなどを使って、1本1本に分割し、基板の背面に取り付けます。
完成
動作テスト
左側の端子に高電圧が出力されるので、感電しないよう気をつけてください。
出力端子にテスターをつないで、電圧測定モードにして600Vレンジにしてください。
右側の端子に、12Vの電源を接続します。
多回転ボリウムの初期状態では、およそ200Vが発生します。
多回転ボリウムを左(時計の回転とは反対向き)に回すと電圧が下がり、右(時計回り)に回すと電圧が上がります。
ニキシー管に使う場合、175V程度に調整してください。
もし、130Vから260Vの電圧が出ない場合、ただちに電源を切って下さい。
高電圧が発生しない場合
極性のある部品の向きが正しいか確認して下さい。
- D1 小信号ダイオード
- D2 ファストリカバリダイオード
- Q1 トランジスタ
- Q2 MOS-FET
- U1 IC
また、基板背面のはんだが正しく付いているか確認して下さい。
特に、ICのピンとピンの間や、トランジスタのピンとピンの間は狭いので、つながっていないか確認して下さい。
全てのピンのはんだを、はんだごてでもう一度溶かしてみて下さい。
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