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ダイソーのペットボトル加湿器で発煙装置が作れるか実験してみました

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先日グリセリンと水を気化させたら煙になったので超音波加湿器でもできるのか実験してみました。

先日の発煙実験はこちらを参照ください。

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ダイソーのペットボトル加湿器

300円で売っているペットボトルに刺すタイプの超音波加湿器を買ってきました。ピエゾ素子を高周波で振動させることによって、水が振動して霧になります。霧になるのであれば、前回の実験でグリセリンが水と一緒に霧になって、煙のように見えるのと同じことが起こるのではないでしょうか。

この超音波加湿器は、USBで電気を供給することで動作します。

水道水以外は使用しないでくださいと、書いてあります。今回は実験なので、壊れてしまっても構いません。

中には、加湿器本体と、USBケーブル、説明書が入っていました。

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水で試してみる

まずは、普通に水道水で試してみます。弱くホワホワと出たり、噴水のように強く出たりを繰り返しています。霧はうっすらと見える程度でした。

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実験開始

それでは、グリセリンと水を混ぜて実験してみましょう。

グリセリン1:水2

ペットボトルに直接入れると、かなりの量の溶液が必要になるので、加湿器が刺さる太さのアクリルパイプに溶液を入れて量を節約しています。

水の時よりは煙が見える気がします。でもすぐに消えてしまいます。

グリセリン1:水1

グリセリンの量を増やしてみます。先ほどよりも、少し煙として存在している時間が長くなったような気がします。でも、すぐに煙は消えてしまいます。

グリセリンのみ

そもそも、水は不要なのではないでしょうか。グリセリンのみで実験してみます。

これまでで、最も煙が見えます。加湿器の場合、グリセリンのみあればよく、水は要らないようです。

煙は吹き上がった後、ゆっくりと落ちて行きます。落ちて来てテーブルに触れるくらいになると、煙は消えて見えなくなってしまいます。

グリセリンのみで水を入れない方が、煙として存在している時間は長くなりました。しかし、すぐに消えてしまいます。超音波加湿器では、スモークマシーンの様に煙を大量に発生させることはできませんでした。

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せっかくなので

グリセリンと水の混合溶液が残っているので、加熱して煙を発生させ、実験を終わりにしたいと思います。ビーカーに入っている溶液は、グリセリン1:水5くらいの、グリセリンが結構薄い状態です。

フライパンを加熱して、溶液を入れます。グリセリンの割合が少ないので、それほど煙が発生しません。

グツグツ煮立てていると、徐々に煙の発生量が多くなってきます。水が蒸発してグリセリンの割合が上がっているのでしょう。

結構、煙が出るようになりました。

水が蒸発してきて、グリセリンと水の割合がちょうど良くなったのでしょう。煙がかなり発生しています。グリセリン1:水1くらいでしょうか。溶液は結構少なくなっています。

部屋中、煙でいっぱいです。前回の実験よりも濃い煙になりました。

その後、煙の発生量がどんどん減っていきます。

さらに加熱を続けると、煙は出なくなり溶液が発火しました。水が完全に蒸発しグリセリンのみとなって、グリセリンの発火温度に達したのでしょう。グリセリンの発火点は370度です。ちょっと加熱し過ぎてしまいました。

グリセリンの量が少ないため、水をフライパンに追加することで簡単に消火できました。

グリセリンと水の混合溶液で煙を発生させる場合、ちょうど良い混合比がありそうです。グリセリンの割合が少なくても多くてもだめで、グリセリンと水が2:1より1:1に近い方が良いのではないかなと思います。

加熱し過ぎると水分が先に無くなり、グリセリンが発火することもわかりました。安定して煙を発生されるためには、混合比を維持しながら、異常加熱もしないような仕組みが必要のようです。