こんにちはコハペペです。以前からはんだペーストと、ホットプレートを使って、表面実装部品のはんだ付けがしたいなぁと思っていました。
今回、電子ペーパー実験セットのインターフェース基板の部品をホットプレートではんだ付けしたので、ご紹介します。
はんだペーストを精密ドライバーの先に付けて、基板のパッドにちょいっとのせます。

ここに、ピンセットでチップ部品を載せます。

若干曲がっていても、加熱中にいい感じの方向に向いてくれるので大丈夫。
ピンセットは逆作用ピンセットがオススメです。
狭ピッチのICは、はんだペーストを細長〜く伸ばしながら足に付けてあげます。
多少ブリッジしていても、加熱中に分離してくれます。


ペタッと載せて、パッドの上にICの足が来るように位置を微調整します。
0.6mmピッチのコネクタは、足の方にはんだが載らなかったので、パッド側に細長〜くはんだを載せました。

上からコネクタを載せます。
こんな要領で、パッドにはんだを載せては部品を載せてを繰り返します。
全部の部品が載せ終わりました。細かい作業でかなり時間がかかります。
ホットプレートに置いて、まずはこのホットプレートの目盛り1で加熱します。ほんのりはんだペーストが緩んできます。
その後目盛り2にしてはんだが全て溶けるのを待ちます。溶けるとはんだペーストの色がグレーから銀色に変わっていきます。全部銀色に変わったらヒーターのスイッチをオフにします。
温度が高いためか、どうしても基板が若干焦げた色になってしまいます。フラックスが焦げているのでしょうか?
緑色の基板なら目立たないのかな。
狭ピッチの部分に、いくつかブリッジができてしまうので、はんだごてと、半田吸い取り機で修正します。
ピンヘッダをはんだ付けして実装完了!!
次は動作テストをします。電源をつないで正しい電圧が生成できているかテスターで確かめます。
最後に電子ペーパーをつないで、画像を表示させて動作テスト完了。
全て正常に動作しました。ホットプレートではんだ付け完成です。
温度調節は、半田の様子を見ながらのホットプレートのつまみの目盛り1とか2というアバウトな設定をしていますが、サーミスタを使って正しい温度を測定しながら自動で温度調節してくれるような装置に改造してみたいところです。
RSコンポーネンツでサーミスタを調べると、300度まで測定できるサーミスタがありました。これなら、プリヒートの180度くらいと、ピーク温度の260度も余裕で測れるセンサーに使えますね。
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