光通信機の復調回路を見直して回路を変更することで、劇的に音質が良くなりました。
回路
ブロック図
受信回路の大きく変わった部分は、復調回路とLPFです。復調は、FM信号の立ち上がりエッジで幅の短いパルスを1回出力する方法にしました。こうすることでFM信号がパルスの疎密波に変換されます。
この疎密波をLPFに通すことで、アナログの波形に戻します。
LPFはカットオフを15kHz、4次の構成とすることで、搬送波の50kHzを抑圧しました。
回路図
回路図は上の図のようになっています。
回路
回路はこんな感じです。RF-Ampが22万倍というハイゲインなので、後段の自分の回路からの信号を拾いやすく、それがノイズとなっていました。そのため、シールド線を使ったり、各ブロックの電源にLCのπ型フィルタを入れました。
聞いてみよう
それでは聞いて下さい。新しい復調回路の音です。
どうでしょう。原曲と光通信と、音質が変わらない感じがしますね。かなりいい音になりましたよ!
周波数特性
20Hzから10kHzまで平坦です。20kHzまでは音の成分があります。
歪み率
1kHzの正弦波を入力してみます。歪み率1%とかなり優れた性能があります。
高音質の光通信!
高音質の光通信ができました。
作りやすくしたり、小型化したりしたいです。
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