トランジスタで、LEDが順番に光るリングオシレータ回路を作ってみました。
リングオシレータ
奇数個のNOTゲートをループするように接続すると、信号が順番に伝わりループすることで発振します。NOTゲートの代わりにトランジスタを使い、次の段との間にコンデンサを追加することで、ゆっくりと信号が伝搬してくのが見えるようになります。
回路
回路はいたってシンプルです。トランジスタのエミッタ接地の反転スイッチング回路と、RC回路の組み合わせが、3つつながっています。奇数であれば3つ以上でも動作します。
この回路は、電源を入れただけでは発振が開始されないので、回路右の起動スイッチを押して発振を強制的に開始させます。
アナログっぽい動作
こちらが、電源電圧5Vの時の動作です。スイッチを押して起動すると、LEDの光が左から右へ順番に移っていくのがわかります。
こちらは、2.7Vの時の動作です。コンデンサが充放電されながら、順番に伝わっていくのがわかります。
電球が光っているかのような、アナログっぽい動作が、何か心地よい感じがします。
これ以上電圧を下げると、伝わっていく途中で消えてしまったり、全く伝わらなかったりします。何か生きているような感じがする、不思議な回路です。
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