開発中にマイコンを何度もライタに接続し直さなくてもいいように、アダプターを作っています。
仕組み
Padaukのフラッシュマイコンは、書き込みに4本のIOが必要です。書き込みの際、これらのピンには小さな容量(20pFでもダメ)があったり、プルアップ・プルダウン(100kΩでもダメ)があると正常に書き込むことができません。またPA5は6.5Vの電圧が印加されます。電源にも0.01uF以上のコンデンサがあるとうまく書き込めません。
このため書き込みの際には、マイコンが回路から完全に分離されている必要があります。
そこで、4回路のスイッチを使って、書き込みに必要な4本を、完全に切り替えるという仕組みにします。
回路図
ピンヘッダとスイッチ、ICソケットというとてもシンプルな回路となっています。
アートワーク
部品の位置だけ決めて、あとはオートルータに自動配線してもらいました。それをちょっと手直しします。
左側の下向きのピンヘッダをPadaukライタに差し込んで、右側のピンヘッダをブレッドボードなどへ接続します。
真ん中のソケットにマイコンを取り付けます。
書き込みの時はスイッチを「WRITE」側にして、動作させる時にはスイッチを「RUN」側にして使います。
PCBgogoに基板の発注
PCBgogoに基板の発注をします。まずは基板のパラメータの設定です。
基板の寸法と製造してもらう枚数を設定します。
基板の色を黒にするため、「レジスト」の黒を選びます。また鉛フリーにしたいので「表面処理」を「無鉛はんだ」にしました。以上で設定は完了です。右側の赤色の「カートに入れる」をクリックします。
ガーバーファイルをアップロードするウィンドが表示されるので、右側の「ガーバーデータを入稿」をクリックします。
ガーバーデータのzipファイルをアップロードします。アップロードが終わったら「確認」をクリックします。
「確認」をクリックすると、データのチェックが始まります。普段であれば数10分から数時間かかるのですが、今回は数分で完了しました。
データのチェックが完了するとメールが届きます。右下の「レジに進む」をクリックして支払いに進みます。
この画面で発送業者を選択します。右側の赤い「支払い」をクリックします。
PayPalの画面が表示されるので支払いを済ませます。
以上で発注完了です。
届いたら組み立てようと思います。さーて、これでPadaukマイコンの開発が便利になりますよ。
2024.11.7 つづきはこちら
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