親戚のおじいちゃんから、使えるかわからない、お古の一眼レフフィルムカメラCANNON AE-1をもらいました。フィルムカメラは挑戦したかったので、とても嬉しいです。早速準備していきます。
CANON AE-1撮影準備
公式のページの情報によると、1976年に発売された一眼レフカメラです。マイコンを使うことで当時高価だった自動露出調整機能を低価格で実現したことで大ヒットしたカメラだそうです。といっても40年前で8万円もしたと言うことは、普通にはとても高価な物です。おじいちゃんは欲しくて欲しくてやっと買って大切にしていたということが、これまで捨てずに取ってあったことから想像できます。
電池を入手
このカメラはマイコンを使っているので、電池が必要です。今一般的なリチウム電池ではなく、4LR44という電池です。近くでは売っていなかったので、アマゾンで買いました。
AE-1はたくさん撮影すると電池が切れやすいということなので、たくさん入っているのを買いました。レンズマウントの横に電池ホルダーがあるので、そこを開けて電池を交換しました。
電池を交換しシャッターを半押しにすると、ファインダーの右横のメモリの針が、周囲の明るさに応じて動くようになります。マイコンが動いている証拠です。これは嬉しいですね。撮影できるかもしれません。
フィルムを入手
フィルムも近くでは手に入らなかったので、ヨドバシで購入しました。1本800円くらいするんですね。
ISO100と400と迷いましたが、ちょっと暗くても撮れるように400を買ってみました。
早速カメラにセットしてみます。
フィルムを伸ばし、右の棒に絡ませます。
巻き取りのノブを回すとフィルムが巻き取られていきます。
蓋を閉めて3枚適当に撮影すると枚数の窓がSになりました。これで撮る準備が完了しました。
撮影
初の一眼フィルムカメラなので、よくわかりませんが、試しに色々撮影してみました。右のメモリの針が真ん中になるよう、シャッタースピードを調整して撮影してみました。
フィルムの巻き取り
撮影が終わったら、カメラの下にあるボタンを押してから、フィルムを巻き巻きして巻き取っていきます。
巻き巻きしていくと、フィルムの枚数を表示する窓のがSになりました。最後まで巻き取られたのでしょう。
蓋を開けると、フィルムがフィルムの缶に巻き取られました。これでフィルムを現像することができます。
現像
今では現像というと、デジタルカメラで撮ったRAW画像をパソコンで色々調整して1枚の画像にすることだと思いますが、フィルムの場合にはカメラ屋さんに持って行って、現像してもらわないといけません。
撮った写真をすぐに見たかったので、その場で現像してくれるキタムラへ持って行きました。
フィルムの現像に600円。写真1枚37円。27枚撮影したフィルムだと税込で1800円くらいかかるんですね。写真1枚1枚に費用がかかるとなると、気軽にバシバシ撮影できませんね。フィルムカメラはデジタルカメラにはない緊張感が必要です。
30分で現像できるとネットにはありましたが、ちょっと混んでいて2時間待ちでした(実際は50分程度で出来上がっていたみたいです)。
ちゃんと撮れていました!!!
おおおおおおおおぉぉぉ!!撮影できています!
40年も前のカメラですが、綺麗に撮影できています。全般的に露光しすぎな感じでしたが、ちゃんと撮れていますね。
さすがF1.4の明るいレンズですね。背景がかなりボケます。逆に言うとピント合わせがとてもシビアで難しいです。これは楽しい。
フィルムを買うところから始まって、試行錯誤しながら撮影し、カメラ屋さんで現像してもらい、初めて写真を目にすることができるという流れがとても新鮮です。現像してみないとうまく撮れているかどうわからない、ワクワク感がフィルムカメラにはありますね。
いい物をおじいちゃんからもらいました。
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